壁際に付いた背中、目の前の真っ白な人影。
「逃げるな、と言ったはずだが」
皇帝補佐様に追われたら逃げたくもなります。
「ようやく捕らえた…」
あれ、逃げ場が消滅。
「視線くらい合わせたらどうだ」
顎をくい、と固定されて、強制的にかち合う瞳。
「逃げたいです」
「諦めろ…そして、大人しく、落ちろ」
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