キャプテンちょっと自重して!


※かっこいいローは居ません。


「目が覚めたかミヤビ。良い朝だな」
「おはようございますキャプテン…なんでこんなところに居るんですか?」
「何かおかしいか?」

めっちゃ真顔だけど私が起きてすぐ視界に入るのはベッド。そう、キャプテンは私のベッドに潜り込んできている。これで何度目なんだろう。

「いやおかしさしかないでしょ。いい加減部屋で寝て下さいよ」
「だが断る」
「ゲーム版の漫画家みたいな声出さないでくださいよ別人じゃないですか」
「惚れたか?」
「今この会話でどこに惚れる要素が?」

このようなやり取りも日常茶飯事。いつもの事と言えど、朝から疲れる。

「とにかく!出てってください!ここは私の部屋です!」
「ミヤビの部屋はおれの部屋、おれの部屋はミヤビの部屋だ」
「何その理論!?初めて聞いた!」
「驚いた顔も可愛いなミヤビは」

サラッと可愛いと言われ思わず動揺してしまう。なんてったって顔はカッコイイし強いし背も高い。スペックは高い。のに、これである。

「そんなことないです!そういうの、いいか…」

ちゅ

可愛らしい音は恐らく私の額から。

「きゃ、キャプテン…?今何したんですか…?」
「ミヤビの額にキスをした。あんまりにも可愛かったからな。それに女はこういうのが好きと聞いたんだがミヤビは違ったか?」

真顔で言ってのけるキャプテンにもうどうして良いのか分からない。

「〜〜〜〜〜っ、やめてくださいそういうの!キャプテンが出て行かないなら私が出て行きます!」

朝風呂でもして来ようかとドアに手を掛けた。が、この変態を自分の部屋に置いていく訳に行かない事に今更気づく。

「どうした?」
「…やっぱりキャプテンが出るべきです、出ないなら、」

拳を握り、整ったキャプテンの顔面を目掛ける。

「シャンブルズ」

いつの間にRoomを張ったのかは分からないけど、私の掛け布団と私そのものが入れ替えられ、未だベッドに横になってるキャプテンの腕の中に瞬間移動させられる。
…予想通り。

ごつっ

「ぐ…!」
「どうですか!ちょっとは効きましたか!」

と言いつつ頭突きをお見舞いした私の額もひりひり痛い。

「今日はこの辺にしといてやる…」
「もう私の部屋に来ないでください」

額を抑え恨めしそうにブツブツ言ってるキャプテンをようやく追い出すことに成功した。


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