崩れかけたものを支える
崩れかけたものを支える(サスケ×魁)
「・・・」
自慢の縦巻きにした髪がうまく綺麗に巻けず、
魁は諦めたのか櫛を置いてため息を一つついた。
「ここ湿気てるから、たぶん髪が痛んで綺麗に巻けないのネ」
そう言いながら鏡を覗く。
鏡に映る自分の姿は、木の葉に置き去りにしてきた、双子の姉の花にそっくりで。
おまけに今、二人の一番の見分け方である髪型が違うため、
さらにそっくりに見えてしまう。
「・・・」
置き去りにしたことに罪悪感がないといえば噓になってしまうけど・・・今更悩んでも仕方がないネ、と呟いて
魁はそっと鏡を前に倒して置いた。
・・・だって私、それを承知でサスケについて行ったんだ。
何もかも、
友達も仲間も家族でさえも、何もかもを捨てることを承知で。
だって彼は、本当の愛情を知らないから。
強く美しく見えても、力を入れれば壊れてしまうガラスのように。
だから私はそのガラスを守るために、進んでこの道を選んだ。
彼が私を選んだから。
彼が私を、そばに置くといってくれたから。
「・・・後悔なんて、してないハズだヨ」
そう小さくつぶやいた言葉は、
冷たい岩肌に吸い込まれて消えていった。
崩れかけたものを支える
(後悔なんて、覚えなくていい)
(強がりなんて知らなくていい)
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どうも私は双子が好きらしい
オリ双子の中で花と魁が一番好き
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