ファン目線でのお話
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ついに私の大好きな推しが5th写真集を出す。今まで全ての写真集を買ってきたわけだけど、今回こそは絶対に一位を取らせてあげたい。

声優界で唯一と言っていいほどに売れまくってる写真集、さらに一万部取れれば大ヒットと言われてる写真集の中でも10万部以上売れてる人なんて黒沢晃以外にいないでしょう!?

予約をしていた書店へ仕事帰りまっすぐ向かい、彼の名前を店員さんに伝える。
初回特典版はすべての写真集を収納することのできるケース付き、さらに晃くんのサインも付いてて5360円!安すぎる。安すぎるぐらいだ。もっと出そうか?とさえ思う。

店員から受け取ったそれを両手に抱えて、すぐさま近くの家へと帰る。早く中身が見たい。中身が見たすぎて、マンションのエレベーターで表紙をガン見した。

表紙は、相変わらずシックなデザインに、今回の写真集のタイトルが書かれてるだけ。晃くんはいつも写真集の売りだと言う表紙に自分の写真を載せたがらない。中身を見るまでは我慢だと言われてるようで、彼のファンはますます彼が好きになってしまう所でもあるのだけど。

靴を脱いですぐさまリビングに走る。鞄もそこらへんにおいてスーツを着たまま、透明フィルムを剥がして丸める。まぁこれもそこらへんにおいておこう。

「さて…!!」

両手をパンっとたたき、まずやることは、




拝むこと。



推しの尊い写真集を見ることができるんだ崇めることが大切だ。


よし、と下げた顔を上げていざめくるめく世界へ行くために写真集へ手を伸ばした。













『いやヤバすぎる尊い皆どこのページ好きだった?今までの写真集凌駕してるでしょいやいつも前の写真集よりいいんだけど今回はより凌駕してる』

『わかる、ドキドキしながら見ちゃった。リアル感ありすぎて晃くんって私の彼氏だっけ?って思いながら見た。撮られてる感がなくて、本当にそのままの晃くんがいた』

『え待って皆どれ好き?私はどれも好きだけど一番はタオル一枚腰に巻いて冷蔵庫物色してる所好き』

『私は変顔してるページが続いて最後ににへらって笑ってるあのページ全部好き。あざとすぎるって。顔面美しすぎる。あっきーこそ顔面国宝級だよ。』

『いや一番は特典で付いてくるDVDでしょ!?毎回毎回彼女に対する晃くん設定だけど今回はやばいって!なにあれ!私ベッドに押し倒されちゃった!!』

『お前だけじゃねぇ私も押し倒されたわ』



ツイートする手が止まらない止まらない。皆思ってることが一緒すぎてすべてに「わかる」って返事してる語彙力のないオタクでごめんな。

お風呂を入ることも忘れて私はただひたすら晃くんの写真集の感想を打ち続けた。もちろん彼のツイッターにもリプを送る。見てくれてるかなんてわかんないけど、それでも送る。ただ送りたい。

こんな素敵な写真集を世に出してくれてありがとう。絶対一位取らせるから、布教するからね、って。

そしたら引用ではあるけれど、「布教なんてしなくてもいいよ笑」ってツイートしてくれて。


私は携帯を握り締めながら天井を見上げて、




いや絶対するわ!!!!って叫んだ。



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