Irony Parade so beautiful yet terrific.

獅子劫 紅離


読み:ししごう こうり
年齢:18歳
誕生日:4月15日 / 血液型:A型
身長:175cm / 体重:58kg
性別:女
イメージカラー:赤朽葉色
特技:礼装づくり・金属加工・ヴァイオリン
好きなもの:銃いじり・アクセサリー作り / 苦手なもの:整理整頓・周回
天敵:シェイクスピア・天草四郎時貞
ICV:斎賀みつき

FGOにおけるカルデアが召集したマスターの一人。EXTRA世界では反抗勢力に参加している月の聖杯戦争に参加するマスターの一人。
右京家の九代目当主であり、魔眼保有者である。

【略歴】
日本における魔術の大家「右京家」の九代目当主にして、魔術刻印を表・裏揃えて継承した魔術師。本来、右京家は双子にそれぞれ表・裏に分けた魔術刻印を引き継がせるが、先代当主葉夜(表)にも、紅葉(裏)にも子供がなせなかったことが原因で、紅葉・葉夜の細胞を持つに作り出された人工生命体であり、母体として調整を受けている紅葉の子宮で普通の子供として生まれ落ちたが、実際は90%以上が紅葉と同じ細胞でできている。その後は獅子劫界離・紅葉の養子として育てられ、界離・紅葉から徹底して魔術的素養を鍛え上げられ、右京家の魔術刻印を全て引き継ぎ、更には後天的な調整も受けることで右京家が結論づけた「最強の魔術師」になる。
EXTRA世界では反抗勢力の一人として、凛と共に月の聖杯戦争に参加し、予選後、apo世界で獅子劫界離のサーヴァントとなったモードレッドを父から譲り受けたお守りである「円卓の破片」を触媒にし、召喚する。制服は着用しておらず自らのアバターを初期から利用している。凛と同じくEXTRA世界における数少ない魔術的素養を持った魔術師であり、魔眼の持ち主。白野には興味を持っており、魔眼で見ても奥まで見通せない彼らの行く末がどうなるのか見守る姿勢であり、必要ならアドバイスもしていた。6回戦でレオと対決し、ガウェインとモードレッドと奇しくも円卓対決になるが、マスターとしての実力が一歩及ばず、しかしながら聖杯戦争中に最もガウェインを追い込んだ相手としてレオに認められる。最期はモードレッドがサーヴァントでよかった、と心から述べ、満足して死んだ。聖杯に掛ける願いは「義母の魔眼の復活」
CCCに於いては衛士として登場している。SGは「おんなのからだ」と「誰かのカワリ」と「罪の意識」である。自身が作られた存在であること、体と心の性別が一致していない状況、義母から人生を奪ってしまったという複雑な紅離の事情がSGとなっている。サーヴァントはモードレッドのままで、モードレッド自身はB.Bに従うのには反対だが紅離の複雑な事情を理解し、マスターとしての紅離を尊重し、従っていたが、モードレッドが単独行動していた際には白野に対して「俺のマスターを救ってくれ」と頼んでいた。衛士から解放された後からは生徒会会計として参加しているが制服は男子制服。男でも女にもなれずに苦悩していたこともSG後は吹っ切れて居るのか、逆に逆手に取って「男としても、女としても生きられると思えばいい」と若干楽観的に。サーヴァントを持つマスターとして、B.Bと対決し、敗北。レオと同じく、モードレッドが飲み込まれないよう契約に遡って令呪を行使し、契約そのものをなかったコトにした。最終的には自分の敵であったレオと共に消滅することになる皮肉をレオと共に笑いあい、消滅。
FGO世界では霊子ダイヴできる稀有な才能の一人として、カルデア48人のマスター候補のAチームとして招集されたが実はその1年前からカルデアに所属し、マスター適正のある存在してカルデアの召喚システム「フェイト」の臨床実験に参加していた。その過程で、モードレッドを召喚しており、当時はカルデアの電力から引っ張ってこず、モードレッドと直接契約を交わした。グランドオーダー開始時にはAチームのマスターの八人目として参加する予定だったが、礼装を忘れたため、コフィンから離れており爆発から免れ、爆発の原因を探るために中に入ったがシステムの異常でモードレッドとの契約が一時的に不具合を起こし、モードレッドなしで冬木へレイシフトし、一人で立花たちと合流するまで戦い抜いた。その後、冬木にて土方歳三を召喚し、自らの血で契約。冬木後はモードレッドとも再契約を果たし、二人のサーヴァントに同時に魔力供給するが一部はカルデアの電力を利用している。基本的には立花たちのサポート役及び、戦闘面でのフォローを担当しており、レイシフトもする。

【人物】
少しくすみがかった橙色の髪は長く三つ編みにされており、蜂蜜をこぼしたような金色の瞳は常にサングラスで隠されている。銃を常に下げており、硝煙や死霊魔術師特有の薬物、死体をいじった腐臭を隠しきれないため周囲の人間からは恐れられる傾向にある。――が、本人自身は笑顔を忘れず、物事に対して非常にポジティブに捉える傾向にある。
EXTRA・CCCでは自らの性別に深く言及すること無く、トランスジェンダーであり、CCCではその「割り当てられた性」と「自らの認識する性」が異なる故の悩みを抱え込んでいた。
FGOでは自らが女であることをしっかりと認めた上で「それでも、自分の中には男としての性質が強い」と理解し、性意識の低さや男性として男性を好きになる、男性として女性を好きになる、女性として女性に好感が持てる、女性として男性を意識するなど自らの中での気持ちの区分がしっかりとついている状態である。
人を好きになることはできても、人を愛することができない。人を嫌いになれても、憎むことのできない感情欠落者である。悲しいを思うことはできても泣くことができず、悲しかろうが嬉しかろうが寂しかろうがそれらは全て笑顔として表情に出てしまう。恐怖や痛みなどと言った部分は殆どない状態であり、感情の深い部分が理解できず、自らがそれを表すことができずにいたが、モードレッドや土方、李書文との関わり、立花たちとのレイシフトでの旅で少しずつそれらも改善されて来ているようだ。

【能力】
代を重ねられた魔術刻印と魔術回路は一級品で、数えて九代目の紅離は魔術師として超一流の体を有している。また、自らの魔術特性「死」に依って、本来右京家の魔術ではない獅子劫家の魔術の死霊魔術を自らの意思で習得し、獅子劫界離から譲り受けたソードオフの水平二連式ショットガンを愛用。指弾と呼ばれる強力なガントの呪いを帯びた銃弾や、魔術師の心臓を加工して作った手榴弾など、死体(人間・動物問わず)を使用して作った礼装こそが魔術師としての力量。また、普段しようしないため勘違いされがちだが、右京家の魔術をより高めて使用しているため、刀を使った近距離戦闘に長けており、強化などそれらに必要とされる魔術も得意としている。
紅離の魔眼は本来義母である獅子劫紅葉からとある事件以降譲り受けたもの。本人の魔眼ではないため常時発動状態にあり、紅離ではそのオンオフの制御はできず、見る対象を絞らなければ脳の処理にも魔術的にも負担が大きいが、相手の視界を奪い、自らの視界とすることのできる魔眼を紅離は戦闘中に使用し、自らの戦いを有利に進められるように訓練している。
Aチームのマスターとして活動していた辺りからわかるように、マスター適正・レイシフト適正共に高ランク。カルデアへの招集は実はAチームが集められる以前、2015年からおよそ1年前に召喚システムフェイトのシステム運用実験のためのマスターとして呼ばれている。義両親とは異なり魔術使いとしてではなく、魔術師として研究方面に優れている一面も有していたようだ。ダ・ヴィンチちゃんからの評価は「おそらくマスターとしては最も攻撃的かつ能動的。マスターとして後ろで待機するに留まらず、自ら戦場にでてサーヴァントと戦っちゃうタイプだよ、彼は」とのこと。
紅離は純粋な人間ではなく、魔眼を持ち魔術起源・魔術特性に優れていた右京双子のうち紅葉の細胞を元に培養し、あらゆる魔術的調整を施されたデザインベイビー。その細胞は優秀な魔術師と掛け合わされ、右京家の十代目を生むため母体としても調整されている。試験管に寄る人工授精だが、その受精卵は魔術師の母体として調整を受けているホムンクルス紅葉の中に移されており、名実共に紅葉のクローンである。(紅葉は後天的な魔術実験・調整によって成長が止まっているが紅離は既に全ての調整が済んでいるため紅葉よりも成長している)その為、どれだけ長生きしても人間の三分の一程度の人生であり、自らそのことを知りつつも、今を楽しんで生きていた義母の姿を思い出し、自分も強く行きたいと願っている。

人間関係


・モードレッド
運命の相棒にして、生涯の友となった英雄。それは外典における小さな約束が始まりだったのだが、それらの枠を超え、外典を超えてなお、モードレッドは紅離の召喚に馳せ参じる。小さな縁が大きな友人を産んだ。紅離にはEXTRA・apoの記憶はないが、それでもモードレッドには絶対的な信頼を置き、すべての記憶を有して召喚されるイレギュラーであるモードレッドは紅離の全てを受け入れ、彼女の戦いのために剣を取る。

・獅子劫界離
義理の父。血のつながりはまったくないが、彼のことを実の父親として慕っているが故に、血のつながりがなくとも彼の魔術を引き継ぐ決意をした。母に頭の上がらない姿こそ記憶にあり、そういった彼の親しみやすさも十分に理解していた。実はヴァイオリンを習わせてくれたのは紅葉ではなく、父であるのは紅離にとって懐かしい思い出である。

・獅子劫紅葉
義理の母であり、細胞主であり、元となった人。どの世界線でも彼女から魔術刻印を引き継ぎ、その双子の姉の葉夜からも刻印を引き継ぎ、右京家の魔術刻印を一つのものとして引き継いでいる。憧れと尊敬――彼女の人生を自らのせいで奪ってしまったという自責という複雑な感情があり、紅離にとって目下一番会いたくない人であるが、義母の作ったアップルパイが大好物だったという発言から分かる通り、今でも大好きな人である。

【EXTRA・CCC】
・主人公
自らの期待をかけた人物であり、その最後を託した。彼らにそのつもりはなくても自分は期待していると言葉をかけ、その有り様を認めていた。どちらの性別であっても、主人公に対して好意的に接する場面があり、恋愛感情こそなかったが親愛の感情を示す。

・レオ
紅離の最大の敵だったが、誰よりもその王たるあり方には尊敬していた。それ故に叛逆するのが性分である。レオとはCCCでタッグを組んで主人公を困らせにかかっていたが、実際には完全な敵。互いの立場を相容れさせない存在である。しかしながら、憎しみや嫌悪という感情ではない間柄だったのか、EXTRAでも談笑する姿が目撃されている。

【FGO】
・主人公
最期の人類の希望である主人公のサポートこそが自分の仕事である、と栄誉あるAチームのマスターである誇りも全て捨てて主人公に協力した。レイシフトが始まる以前、管制室から出た紅離とマイルームへ向かう途中の主人公がすれ違っているが、実際に会話をしたのは冬木。数々のレイシフトを超え、無二の親友として互いを気遣う。

・ロマニ・アーキマン
ドクターとマスター候補という間柄であり、紅離の出生の秘密も全て知っていた人物。色々と気遣いをしてくれる優しい人であると思っており、彼には心を開いて話せていた事もあった様子。甘いものを好まない性質からか、ロマニの味覚はあまり理解できなかったようだ。

・マシュ・キリエライト
おそらく出生の形が最も似ている。彼女はデミ・サーヴァントに、自分は魔術師にとそれぞれ別の道を歩いているが紅離はマシュへの気遣いを多く見せている。

・土方歳三
冬木で召喚した紅離のサーヴァントであり、戦友。その戦いのあり方に、男としても女としても憧れ、数々の経験を経ていく内に紅離の中で欠落していたはずの恋や愛といった感情を目覚めさせた。土方はマスターとして自らすら戦いに出る姿勢の紅離を認め、尊重している。12月25日、最期の夜に互いに互いへの思いを伝えるが消滅する。

・李書文
アメリカ終了後に紅離の元へやってきたサーヴァント。紅離は先生と呼び慕い、八極拳などを習っていた様子。おそらく、紅離の心の有り様に最も気付いていたサーヴァント。土方やモードレッドとのやり取りを見守り、楽しんでいる。

・井伊直虎
かつての義母を依代に召喚された名もなき英霊。母の面影があり、しかしながら母と同一ではないその人に対して理解を示し、母のように慕い、甘えている。また、井伊直虎も依代になった人間のことは分からずとも、紅離に対してはまるで子供を扱うかのように愛でている。


名台詞


【EXTRA】

「お前が岸波白野ね。なんだか、ふわふわしていて、まるで存在の定義がなされていないようだ。――可愛らしい」
主人公との初対面でのセリフ。するりと頬をなでた男性のような女性のような指に、さすがの主人公もどきりとした様子だったが近くにいた凛に留められたせいで、それ以上の進展はしなかった。その後、残念と笑う紅離はまさしく男であり女だった。

「在りえないということが既に有り得ないことなのさ。キミはここに存在している、だから有り得る。有り得ないことはこの世の中には存在しない。魔術とは――そういうものなんだよ」
紅離の世界への考え方。有り得ないということは有り得ない。だからこそ、人生をポジティブに捉えられる紅離らしい発言だった。――レオに対して勝つことは有り得ないのでは、という主人公の疑問に対して笑顔でこう答えたのは、彼女なりに戦いに対する不安を払拭するためのものだったに違いない。

「じゃあな、岸波白野。――どうか、キミの道には「死」の付きまとわない光がありますように」
戦いに行くということは死ぬことだと理解している。紅離は主人公に手を振りながら、生涯最期に平穏な時間を過ごさせてくれた主人公に、せめてと願った。

「ああ、我が叛逆の騎士よ。最期まで、俺と共にいてくれたその僥倖に感謝する」
「願わくば――また、貴方と共に戦えることを楽しみにしている」
レオとの戦いを最期までやり抜いてくれた朋友モードレッドへ向けた言葉。モードレッドの有り様を認め、また彼女も自分を認めてくれた。その強さと優しさに感謝し、ただ、彼女に叛逆をやり遂げさせられなかった自らの力量の無さを悔いながら、紅離は最期の審判を受け入れた。

【CCC】

「男……?女……?正直そんなもの、どうでもいい!俺は俺で、私で、俺なのに!!どうしてだれも認めてくれない!貴方は女でしょ?と否定するの!?」
紅離の心からの叫びだった。男としての自分、しかし体は女。成長が進む度にそれらは軋轢となり、亀裂となり紅離の心を苛ませてきた。女である体で、男の心を持ってはいけないのか、紅離はただ「紅離」としての自分を認めてくれる人をずっと探していた。

「生まれてくる時、私は俺はすでにいびつな存在だった。普通の人間ではない、普通のこどもではない、しかし両親は私を愛してそして、私のために義母はその人生を全て捨ててしまった。――私がいなければ起きることのなかった悲劇だ」
紅離の存在否定。しかし、紅離は誰よりもそれら全てを敬愛していた。だからこそ後悔が募る。もしも、自分がいなければ、彼女たちの元へ生まれなければ、自分は義母の道を奪うことはなかったのではないか、と。

「ありがとう。モードレッド、白野。君たちの言葉が、俺を――俺らしく戻してくれた」
「……そうだな。うん。俺は、俺なんだな」
全てをもとに戻した後の紅離の言葉。誰に認められなくても――自分は自分だと、認めることができるようになったようだ。

【FGO】

「あ、……しまった、指弾を忘れてきてしまった」
レイシフト直前の紅離。これから戦いにいくというのに実に間の抜けた言葉であったが、指弾を取りにもどるという行為が紅離を他の七人のAチームのマスターと命運をわけさせるということに繋がった。

「敵性生物かと思ったって――俺はちゃんとマスターの服を着てるだろう」
冬木レイシフト後、一人で竜牙兵を倒していた紅離に戦闘を挑みそうになったマシュたちへの一言。少なからずオルガマリーとマシュは紅離について知っていたはずなのだが、その状況からか間違って戦闘を挑まれてしまう。その後、誤解は解いたが、自分が人外のように扱われたことは心外だった様子。

「まあ、落ち着け、モードレッド。すぐに戻るから、お前はカルデアの復旧を手伝ってくれ。――いくらのお前でも、瓦礫の撤去作業は手伝えるだろう」
「信じているぞ、俺のサーヴァント」
通信の先のモードレッドが弾かれたと暴れてるからどうにかしてくれというロマニの言葉に対して非常に冷静に述べた言葉。若干非道い言葉も混じっているがモードレッドはとりあえずはマスターの言うことには従うのかすぐに撤去作業へと移っていった。

「あーーーーーーーー!!!!待て!!殺すな、じゃない!殺してもいいけど、壊すな!!!」
「竜の鱗!!竜の目!!!そして何より竜の爪!!ワイバーンなんて現実世界で手に入ること無いんだから絶対に壊すなよ!!」
オルレアンにて。死霊魔術師としての血がうずく。珍しい素材は全て欲しいとコレクターの血が騒ぐ。流石にこの要望には自身のサーヴァントからも、周りからもドン引きされていたが本人は気にしていない様子。

「おお……鱗がこんなに……ふふふ……これを使って何を作ろうか………」
その後のベースキャンプにて。紅離にとって珍しい素材はどうやって礼装として加工するかの楽しみがついて回る。

獅子劫 紅離

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