アスナ ―Asuna―


身長:179cm / 体重:58kg
性別:女(であるが、男として生きる)
年齢:27
趣味:ダリューン・ナルサスをからかって遊ぶ・散歩 / 特技:料理・調香
好きなもの:妻・妹・アルスラーン殿下 / 苦手なもの:奸謀・病
ICV:
相手:ジャスワント

パルス王国の侍衛士長を務める男装の女性。ダリューンの幼馴染。

略歴


パルス王国の諸侯にして王都近くに城を持つ城主で、アルスラーン殿下の護衛をする侍衛士長である。主に王城や要人の身辺警護を担当する地上兵であるが、非常に高い騎乗の腕前も持ってアンドラゴラス三世の身辺護衛も勤め上げる。パルス歴217年正式にアルスラーン殿下の近衛として任命されるが其れ以前より、聡明で心優しい殿下に対して個人的な忠誠を誓ってきた。
男性として生きてはいるが実は女性。8歳の時に父親より、当主を継げる男が生まれないため当主になるべく男としての教育を施される。父親が15歳で死んだため、諸侯の地位を継ぎ、城主となった。その年の戦で初陣を飾り、多くの武勲を残したことから王城に召し上げられた。20歳で己の事情を全て知っている妻を娶る。
217年 アルスラーン殿下の近衛として側付きの役割を果たしているが、その日は殿下より「たまには帰って奥方に顔を見せよ」と命じられ傍を離れていた。妻とともに散歩に興じていた際に殿下が連れ去られたことを聞きつけ、妻には後日穴埋めを約束して殿下を追いかけ始める。その後、ダリューンとも合流し、殿下を発見するも連れ去った奴隷を取り逃がしたことを悔いている。奴隷とは、と疑問を持ち始める殿下に今後の期待を込めてその成長を見守っていくことを約束した。
220年 第一次アトロパテネ会戦においては殿下の近衛から後方の後詰部隊をカーラーンより預けられる。ダリューンが陛下のお怒りを買ったことを知り、大いにからかい彼の行く末を心配しつつ自らの部隊の指揮に専念する。戦いが困窮し、陛下が撤退の指示を出した際にはその旨を聞き届けた後、アルスラーン殿下を護るために後詰の部隊を全て陛下の護衛へと回し、自身はその場を離れた。その後、戦況が悪化していることを知り、戦場でダリューンとアルスラーン殿下と合流。その後は行動を共にしている。途中の戦いにて、妻カーニアがザンデの手の者によって人質にされるが、カーニアの意志と自らの誓いに乗っ取り、ザンデの仲間ごと討ち果たす。カーニアより「誰よりも愛する貴方の、女としての幸せを心より望みます」という言葉を胸に、男装を捨て、女として、しかして一人の将としてアルスラーン殿下を守り通すことを再度誓い直す。その後はカーニアの髪を持ち歩き、長い髪はカーニアの髪飾りで飾っている。
221年 シンドゥラ戦役において、アルスラーン殿下に同行。その過程にてジャスワントと出会う。振り回される青年の行く末を心配しつつ、神前決闘にて彼がアルスラーン殿下を助けてくれたことに恩を感じている。彼がアルスラーン殿下に忠誠を誓い、共に来るとなった際には共にアルスラーン殿下を護る仲間として信頼を寄せるようになる。共に自身を理解し、支え、愛してくれたものを失った者として彼の心痛に触れた。


人物


快活で豪胆なところもあるが、基本的には物事に対して一歩引いた視線で見守っており物事の全体を把握することに長けている性質を持つ。愛用の煙管をくるくると手で弄び、誰もいなければ煙を燻らせて歩くのがトレードマーク。美しいモノが好みであり、アルスラーン殿下や妹、妻であるカーニアは心根・姿が美しいことから最も寵愛を注ぎ、彼らのために戦い、彼らのために尽くすことを生きがいとしている。しかし幼馴染であるダリューンや気兼ねない友人であるナルサスに対しては狡猾で遠慮なく毒舌やからかいを発揮するような困った性格をしており、彼から「傍若無人が服を着て歩いている」と称されるほど。特にダリューンはからかい甲斐があると面白がり、日常会話からからかい出すレベルで、すでに彼からは会話をする都度からかわれているのではないかと疑心暗鬼になられている。
しかし、これらも全て己の心を偽り、男として生き抜くための演技に近い。女としての自分を受け入れ、男として武人としての自分を重んじているが体と心の矛盾に苛み、苦しみ、妻カーニアを自らの手で殺した贖罪の意識を持って命を浪費するような生き方を好むようになったことをダリューン、ナルサスの両名から指摘されるほどに。アルスラーン殿下より「アスナが死んでは悲しい」と言われ、その意識を改めるようにはなる。


能力


槍・剣・弓など多くの武器の扱いに慣れた武人であるが、女性であるが身体能力も高い。が、護衛用に技を磨いてきているため、局地防衛など、基本的には守りの戦法を得意とし、アスナの部下たちもまた守りの陣を得意としているほど。その守りの堅さは堅牢にして、絶対と呼ばれる。攻撃のダリューンに対して、守りのアスナと言えば各国にも名が知れ渡っている。


人間関係


・カーニア
妻にして永遠に愛する女性。アスナが女であることを知りながら、妻となることを誓い、ともに生きてきた。アスナの理想、アスナの信念を誰よりも理解しており、その人生に光を与えた。アスナの幸せを望み、アスナのために、アルスラーン殿下のために、パルス王国のためにアスナの手によって殺される。

・アルスラーン殿下
アスナの守る理由にして、戦う理由。アスナにとっては光である。彼の人柄、優しさに惚れ込み、守り通すことを誓う。アスナが女性であることを一発で見抜いた人間はアルスラーン殿下ただ一人である。

・ダリューン
友にして幼馴染であるが、軽口を叩き合う。しかし、アスナの口が回るせいで、ダリューンは出会ってからの二十年以上からかわれ続けているため、もはや疑心暗鬼になってしまっている。そういう反応も楽しんでいるため、ダリューンをからかい続けて遊んでいる。

・ナルサス
朋友にして、軍略の友。共に策の話をして盛り上がるのが好きであったが、彼が陛下の怒りを買ったとのことで王城を去る際には寂しがっていた。彼の芸術に関しては正直理解できない。彼も又、アスナにとってはからかいの対象である。

・ジャスワント
元々敵であったが、その青年の生い立ちや彼の父にも似たマヘーンドラの死に対して思うところがあったのか、彼がラジェンドラの奸計を伝えに来たことを心から信頼し、護る仲間として重んじるようになる。男として生きつつ、女としての幸せを手探りするアスナの不安定さを年下ながらにジャスワントは気にするようになる。



「すまぬ、我が妻よ――
最後まで不甲斐ない私を許せ」






ALICE+