おそ松
「ねぇねぇねぇねぇねぇ」
「んあー?何、名前ちゃん」
「ねぇ、今日何の日か知ってる?」
「んーーー…。わっかんないなぁー」
「ヒントは白です」
「え、何、今日のお前の下着の色の話?うっへー、興味ないわー。あ、でもあそこにかかってる下着の感じから違うか」
「ちっっがーーうっ!!!!今日はホワイトデーでしょ?!なんか渡すものあるんじゃないの?!そのためにうちに来たんじゃないの?!と思ったらいつも通り勝手に菓子食ってマンガ読んでるし!!ってゆーか人んちの下着事情把握しないでくれます?!変態っっ!!!!」
「あ、それなんか俺目覚めちゃいそう」
「そーゆーのいいからっ!」
「ってゆうか俺お前にチョコなんてもらってなくない?」
「え、あげたじゃん。ダース」
「え、あれあげたうちに入る?まぁ、俺としては大好きな名前ちゃんのかわいい顔がみれたからいいんだけどねー」
「もっかいイス投げられたいの?」
「ちょちょちょちょちょ!!!!タンマタンマッ!!えー……じゃあ、俺の童貞あ・げ・る」
「いや、ごめん、そんな重いものいらない」
「えー、なかなかもらえないよ?ハタチ過ぎたニートの童貞なんてさ。騙されたと思ってもらってみれば?」
「本当にごめんなさい」
「えー、なんっだよ、つれないなぁー。じゃあお前は何が欲しいわけ?」
「んー……、ブランドのアクセサリー?」
「ほんとはそんなの欲しくないくせにー。まぁ、今はこれで我慢しといてよ」
「……これって、子どもの頃にあった駄菓子の指輪じゃん…。パチンコの景品じゃ…」
「まぁまぁ、細かいことはいいじゃん。ほら、手出して」
「あっ……」
「はい、これが俺からのホワイトデーのプレゼント」
「いや、なんで左手の薬指……」
「ねぇ、そろそろお前のこと本気だって信じてくれない?」
「………え……」
「な?」
「……いやいやいやいやいや!ないわー!!確かに?!よく好きとかふざけて言ってたけど!!それは幼なじみのそれであって…!!おそ松が…私のこと……」
「うん、ずっとお前のことが好きなんだけど?」
「っ!!!!」
「だーかーらーぁ、おそ松くんのドーテーも、もらって?」
「えっっ!!!!ちょっ……!!!!待っ……!!!!!」
「あ、今日の下着俺が一番好きなやつだー」
カラ松
今日お家に遊びに行ってもいい?
あぁ、もちろんOKだぜマイガール
ありがとう!じゃあお昼過ぎくらいに行くね!
「(って約束を取り付けてカラ松のお家に来たはいいけど、カラ松喜んでくれるかな…。バレンタインはカラ松に何もしてあげられなかったし、それどころか、お花までもらっちゃって私ばっかり喜んじゃったから…。ホワイトデーになにかしてあげたいって思って、友だちに相談したんだけど……。あまりに恥ずかしいってゆうか、大丈夫かな…)」
「待たせたな。お茶で良かったか、マイガール」
「あ、うん、ありがと」
「お前の方からうちに来るなんて珍しいな」
「うん、ちょっとカラ松に用があって…」
「ふっ、いつまでたってもお前を魅了してしまう、それが俺、そうギルトガイ俺」
「うん、よくわかんないんだけど…。今日兄弟のみんないないみたいだね?」
「うん?あぁ、なんかみんなそれぞれ予定があるみたいだぜ。兄弟たちもなかなか隅におけないな。まぁその中でも一番隅におけないのは俺だけどな、アハーン?」
「帰ってくるのも…遅いかな?」
「ん?うーん、わからんがさっき出て行ったばっかりだし、しばらくは帰ってこないんじゃないか?」
「そっか、良かった…」
「良かったって何が………って、えぇぇぇぇぇぇーーー?!?!ちょちょちょ、マイガール、そそそ、それは過激的すぎないか……!!!なんで、俺に跨がって……!…っ、ぱぱぱ、パンティーが……!!ひ、ひも……リボン……!!」
「……私が、ホワイトデーのお返し、だよ。嫌…だった?」
「いいいい嫌なんてことは…、絶対に、ない、けど……。どうして、だ?お前はこんなことするような性格じゃ…」
「ば、バレンタインデーはね、カラ松に、たくさん嬉しいと好きをもらったから、ホワイトデーに私も、たくさんあげたくて…。友だちに相談したら、わ!…私が…一番のプレゼントだっていうから…!」
「…なんてフレンドだ……」
「そ、それに、もう付き合って結構たつのに、カラ松、私に手、出してくれないから…、不安で……」
「……ノンノン、マイハニー。不安にさせてたのは悪かった。でもな、そういうのはもっと大切にするものだぜ?時間とかは関係ない。他人がどう言おうが、心の準備が整って、本当にあげてもいいって思ったときにするものだ」
「…………………」
「な?マイハニー、わかったら、もう、無茶はやめて退くんだ」
「…………カラ松になら……」
「ん?」
「…カラ松になら全部あげる準備、整ってたんだけど…全部あげたい、って思ったの…」
「…っ!!」
「でも、私1人の気持ちじゃ、どうにもならないことだもんね!2人の心の準備が整ってすることだもんね!ご、ごめんね、1人で突っ走って………ってきゃぁっ!!」
「そんな可愛いこと言うなよ…。今まで我慢してきた俺が馬鹿みたいだろ?なら、もういいよな?覚悟はしてきたんだろ?」
「え、ちょ…、それは!私がしてあげるつもりで…!」
「しー。もうそれ以上言葉はいらないぜ。あとは、お前は俺に従順に喘いでくれればいいんだ」
「っ!!」
「俺を、本当の男にしてくれよ」
チョロ松
おお落ち着けー、チョロ松。あくまでもお返しだからっ!本命とかじゃないからね、そんな構える必要はないんだよ。一応バレンタインあんなんだったけどチョコもらったしね?いやいや、僕もおかしいとは思うよ?でも貰ったものは返すのがマストのマイルストーンなわけで。僕のマーケティングで今日までのアジェンダは完璧だから結果はマストだし、まぁ僕なりに全てのことをメイクセンスしたつもり。ジャストアイディアにはしたくない僕としては、バズ・マーケティングを重ねて重ねて、あ、ついでにいうと、脳内MTGも何度も開いて僕なりに導き出してこれにフィックスしたんだよ。それに僕の事前調査ではコンペティターもいなかったはず。今回はスケジュールがタイトだから、多少はバッファを持たせておいてこのタスクをこなしたわけだけど。まぁ、あいつが喜んでくれるかはビッグイシューだな。まずあいつの家のインターホンを押して、僕の完璧なスキームでスマートに……。
「チョーロ松っ!何してんの?」
「ぎゃーーーーっっっ!!アクシデンッツ!!!!」
「え、なになに?!なんでそんな驚いてるの?!」
「どどどどどどうしてお前がここにいるんだよっ!!」
「なんでって、コンビニの帰りだし、ここ私のアパートだし…。チョロ松こそどうして私のアパートの前にいるの?スーツなんか着ちゃって…」
「お前いつも家の中でぐうたらしてるのに、こういうときだけ外にでてんなよ!」
「え?!なんか理不尽じゃない?!あ、もしかして私に会いに来てくれちゃったりー?チョロ松くんったらバレンタインの日以来なっかなかうちに来てくれなかったじゃない?もー、私寂しかったんだから…」
「あーーーもうっ!お前はっ!いつも僕のこと振り回すよなぁ?!はいっ!!これ!!ホワイトデーのお返しっ!!」
フワッ
「え、これ、バラの…花……?」
「ほんっとにお前は昔から空気が読めないってゆうか、僕のせっかくのパーフェクトプランが…」
「……えっぐ、ひっぐッ…」
「え?!ちょっと?!なんで泣いてんの?!」
「だっ、て、チョロ松、あれから絶対2人きりになってくれなかったし、絶対お返しなんてないと思ってたのに…こんなのっ、ずるいよ…!」
「……そりゃあ、僕だって…一応は、その、う、嬉しかったし…なんか、お前と2人きりになると意識しちゃうってゆうか……。だから、その、……そのバラも3本なことに本当は意味があって……」
「………意味…?」
「あ、いや!なんてゆーか、それは自分で調べてほしいってゆうか、僕の口からは恥ずかしいってゆうか、………一応………告白……のつもり……とか……あ、愛しています………とか……」
「…………………」
「…ってなんかしゃべって?!僕1人でしゃべってバカみたいじゃ…!」
「チョロ松〜〜!!!!抱かせてっっっ!!!!」
「っておぉぉい!!!ここ!外ッッッ!!!あっ!!そこ、だめぇえええーーー!!!」
Happy White Day!
ALICE+