ばらばらの心臓拾い

テスト結果は勿論惨敗に越した事は無い

『(まぁ死にかけたからなぁ…
流石にアレ以外思いつかないってば)』

幻が見えてすぐに”アタリ”と感じた
これが別の好きな男だったりすると
皆にバレたりする可能性だってあるだろう

現に皆私の状況を観ていたらしい
私そんな事知らなかったし
事実カメラが何処にあったのかも分からなかった

だが何かの視線を感じたのは確かで
そちらに微笑んだだけだ
断じてあの子を想いながら微笑んだのではない

そう、断じて…すいませんごめんなさい思いました
滅茶苦茶感じましたすいません何でもしませんから(おいこら)

フク「まぁあれから経ったのが
一時間で本当に運が良いなお前…
普通なら計算上3日の勢いだったんだが…」

『いやぁ〜私の焦り方は他人の万倍ですからぁ〜』

フク「のんびり髪の毛つついてる場合の
状態じゃねぇんだぞ!?っつーかなんで
そんなにピンピンしてんの!?なんで!?
お前化け物だっけ!?悪魔か!?何なの!?」

失礼な私はれっきとした人間です
ただちょっと誰か分からない記憶が
混ざっているだけで…ん?

もしかしてそれが化け物だったりする?
おお?私悪魔だっけ?んなわけねぇよ馬鹿

相澤「おー起きてるか、予想以上の回復だなおい」

『お前もかブルータス』

フク「やかましいわ馬鹿、
一応学校側からの有り難い意見だ
耳かっぽじってよーく聞けよ」

『あ?』

フク「あ?じゃねぇ…」

呆れているフクちゃんに私は軽く同情を憶える
いやぁー現状が余り理解出来なくて他人事フルコースなんです。



























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