かの有名な人間は一つ発想が違う
それは「他人だから私は普通」と思い込んだ
そんな人の身近な存在にある
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『…”マクベスの箱庭”を、何でオールマイトが』
「君の戦いを観て、やっと思い出したことがあったんだ」
オールマイトは、その昔とある人に出会い心を揺さぶられた事がある。
そんな話に緑谷は疑問を抱いた
「その昔、小さな女の子が野山を駆け巡っていた
僕はその子と中が良くてね。」
黒髪で
元気な
か弱い白い肌
その言葉に小籠の中から思い当たる子が浮かび上がる
「僕はその子の幼馴染だったんだ」
オールマイト、八木俊典の幼馴染
「いやいやおかしいだろ。何でお前の中の人間が
こいつと関係があるんだ」
「それが妙におかしくてね
その子無個性だったんだよね」
然し当時その子が泣きながら家に来た事がある
涙を流しながらの子を落ち着かせるために
八木は色んな事をやるが
彼女から出て来た答えは全く持って
笑わせれる様な話題になれるものは無かった
ー私ね、とし君。早くしんじゃうんだって。
「私はその子を救えないと初めて絶望した
出来る事なら長く生きて欲しい。
だから私は己を呪った」
その次の日、彼女は行方不明になった
「…え?」
「私も驚いたさ、涙を流した子を懸命に探した
でも駄目だった‥なのに彼女は帰って来た」
ー私ね!魔法使いになれる様になったんだ!
小籠の心の中が揺れた
眼の奥いやその先に、笑った少女が見えた気がした
「個性が急に発動した彼女は、全く違う個性を観に付けて
帰って来た。後に彼女はこういった
”マクベスの箱庭は人が触れてはならない禁じ手なのだ”と」
其処で緑谷が疑問に思った
何故、そんな禁じ手を彼女は軽々も手に取れたのか
『…人に話ちゃ駄目って、皆破ってるじゃん』
くすりと笑った小籠に、オールマイトは少々寂しそうな目で
小籠の名前を呼んだ
「君は、あの瞬間何を思ったか、教えてくれるかい?」
それは、とても言葉じゃ表せれない事
でも、強いて言葉に出来るというのなら
『”替え等無い醒めない夢”、でしょうか』
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「カードという個性と言う名の無個性
全く彼女という奴は明るかったよ」
色んな会話が入る中、カードに対して良く知っていると
小籠が感心した
まぁ幼馴染とは言え‥あれ?おかしい
非常におかしい気がする
そう首を傾げた小籠にフクも頷いた
『八木さんは、何故彼女を知っているのですか?』
帰って来た彼女の事に疑問が入った
私の寝ていた夢に会った人の物語が
本当に在った出来事だとするなら
辻褄が合わない
オールマイト、否八木は彼女と幼馴染だったという
それなら最後に帰って来た彼女は別人だと言う事も
八木は知らない筈がない
「‥?幼馴染だから当たり前だろう?」
となれば、だ
『(彼女は生きていた時間のみ別世界の人間が入れ替わった事を
気付かせない様に作り替えたと言う事になる)』
それは神が成す事だ
それをいとも簡単にやり遂げたというのなら
恐ろしい魔法だと思う
替える事など許されない
大切な記憶迄も変えてしまったという
事になるのだから
『…そう、ですよね』
「気になる事が?」
その眼はとても澄んでいた
青い目が、気になった
でも、此れはきっと言うべきではない。
これは気付かない方が都合良いのだろう
『いいえ、なんでもありません』
最大限の、でも少しだけあどけない
笑顔で彼に笑って見せた
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「魔法って言っても君のカードは他人にばら撒いても問題ないの?」
まぁ基本カードを解除しようとしても
鍵と解除しようとする者に魔力が無いと実質効果は無い
その為意味がない。一応基本の話ではあるが。
『特に問題ないかなーとある都合を除けば』
「へー!何何!?」
『鍵を持っている人間を”殺せば”手に入るんだよね』
一瞬ひやりと夏にピッタリな涼しさが飛んだ
いやいやもう秋になりますよと思った上鳴だが、
そんな事を伝えても良いのかと砂糖が言う
『大丈夫だよ。例え私を殺したとしても
私は何度だって生まれ変わるって自信あるから。』
そう心を決めたあの頃を思い出す
涙を流して嫌だった自分を
大事にしていたあの子が
手放し、空に飛んで消えてしまった
哀しい事件を
「いやいや!無理でしょ!…って出来るのマジ?」
『禁じ手だけど色々出来るよやらないけど』
本当に何でも出来るからコレ(カードキャプター)は怖い
自分の望んだとおりにカードが創り変わって行く
現在でも、手に入れたカードが色を変え名前が変わって行っている
それは下手をすれば多くの人を巻き込むようなもの。
『時間を戻す事や人を殺したり生き返したりなんて出来る』
「…マジかよ」
『でもそれには代償がつきもので何かを差し出す事がある』
大体それは分かり切っている事なので
差し出す瞬間を間違えないが
そもそもそんなカードは望まないので
今のところは安心だろうし
それに
『もし禁手を使うなら、必ず先代の呪いにかけられるからね
だから私は使わないのよ』
まぁ、実際もう”手遅れ”というのもあるのだけれども
彼らに伝えて置いて損はないだろう。
これからのことも、先日の事も…
話は一昨日にさかのぼる
《後書きスペース》