刀剣ショートストーリー

×××山姥切国広

設定→姉
山姥切くんがいつも被っている布を見つけた貴方は…

 


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「山姥切くん、見つけた。」
「……姉上…」
「何があったか知らないけど、コレ落ちてたよ」
見つからない場所で一人隠れていたつもりだったのに、現れた姉はそう言って手に持っていた布を俺に掛けた。

顔を見られたく無いことに間違いはないのだから、布を届けにきてくれた事は有難いと思う。でも、申し訳ない気持ちが自分を卑屈にさせていた。
「……写しの俺なんか、追いかけて来ても良いことなんて無いのに…」
姉から目を逸らしたまま、山姥切は顔を上げられずにいた。
「私は、"写しの君"を追いかけてきた訳じゃ無いよ」

ーー…それもそのはずた。俺なんかついでのついで
  くらいがちょうど良い…。その程度の存在だ…

衣擦れの音がして姉上が目の前に座った様だった。

「私は、君が心配になって……
 "山姥切国広くん"を追いかけてきたんだよ?」

その言葉に驚いて、思わず顔を上げると。
姉上は優しい顔をして微笑んでいた。

《"山姥切国広くん"を追いかけてきたんだよ?》

その一言は卑屈で冷たくなった心に、温かい日の光が差す様だった。


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描いた夢絵をショートストーリーに。
リク主様にプレゼントした物でもありますが、こちらに掲載する際若干言葉を変えています。
2023/06/03BACK)
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