刀剣ショートストーリー
×××乱藤四郎
踊るのも、歌うのも好きで、可愛いものが好きで、
いつもにこにこ女の子みたいで、
花がとっても似合う子。
羨ましいなって思う事も結構あって…。
でもね、
今目の前にいるこの子は可愛いじゃなくて、
凛と咲いて綺麗だと思った。
「大丈夫!!僕に任せてよ!」
動くたび長い髪が乱れて、、
ううん。
まるで風と遊んでるみたいで。
その背は可愛いけどやっぱり男の子なんだなって思った。
ーーーーーー
「あるじさん。終わったから、もう安心だよ」
差し出された腕に傷が見える。
いつも可愛くしてるのに、と、涙が出そうになった。
「ごめんね。帰ったらすぐに手当てしようね」
「っふふふ!」
何で笑うの?と顔を上げたようとした途端、視界が真っ暗になった。
すぐに乱くんの帽子だって分かったけれど、意味は分からない。
帽子を持ち上げて視界が開けると、乱が笑顔を向けていた。
「傷付くのは可愛くなくなるから嫌だけどさ、
僕、あるじさんが手入れしてくれるの好きだよ。
だから、笑って」
「乱くん…。」
「さっ帰ろう!」
手を取って、私を引っ張るように歩き出すその後ろ姿を見て
その花は散らない。
そう思った。
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お題「花は散らない」
お題を見た時、あー乱くんだ。となりました。
多分、審神者さんとお出掛け先で審神者さんに危険が迫ったのでしょう。
しかしここで疑問が一つ。
ただのお出掛けなら、正装ではない筈なので帽子は被ってない筈で。帽子は一体どこから……
すいません。イメージ補正でお願いします。
2023/07/01(BACK)