『果てまで』


それはきっと小さな喧嘩だった。
繋いでいたはずの手を振り解いて、
君を置いて来てしまったんだ。

泣きじゃくる声はどんどん離れて、、
君が追いかけてきていないことに気付いていたのに、
立ち止まる事も、振り返ることもしなかった。


今ごろ「返せ」と言ったってもう遅い。
君の心がどこかへ行ってしまったのだから…
血に濡れた君を見て、それを認めざる得なかった。
震えて動けなかった。
月を背にした君の姿はあんなにも変わらないのに。
瞳の色だけを変えて…
もう、、戻って来ることはない。

置き去りにした僕が悪いんだ。
だから、君を迎えに行く…

たとえそれが"君を斬る"その為の道程だったとしても。


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中編(予定)男子主人公と妹

開始としましたが、練りきれていないというか、、
毎度始めたら最後までを
 目標にしていますが、今回は自信ないです…
やる出せたら頑張ろうと思います。
亀な不定期更新



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