09





「死ぬなよ。」

「しゃけ!」

「ま、頑張れよ。」

「またね!」

乙骨くんとのお別れ。
・・・真希ちゃん、不謹慎だよ?


「うん。皆も、頑張ってね。」

「当たり前だろ、はっ倒すぞ。」

真希ちゃん、手が早い、早すぎるよ。

「まぁな。」

「しゃけ!!」

「うん。」


これが正常な反応。
乙骨君が空港へと向かうその背中を、眺めてた。


「絶対に、死なない。」

沢山、約束した。全部、守る。
そのためには・・・


絶対に、死なない。


「はぁ、お前も何をいまさら・・・。」

「真希ちゃん。今更だから、忘れたくないなって。」


命の尊さも、命への愛も。
だから、

「命をないがしろにする、上層部はやっぱり嫌い。」

「ま、だろうな。お前とか。反りあわないもんな。」

「うん。」

「つか、私らもそろそろ二年だな。」

「しゃけ。」

二年・・・か。
本当なら、普通の学校で普通に過ごしてたんだろうなぁ。
もう戻らない、普通。


「んじゃ、行くぞ。バカは任務だから財布が居ねぇな。」

果たして真希ちゃん、教師を財布扱いはどうかと思います。


「タクシー代は貰ったがな。」

「こんぶ。」

「はぁ・・・肉食いてぇ。」



呪術廻戦の本編が始まる。

この、生暖かい春と共に。


 

 


あぁ、怖いな。



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