京都姉妹校交流会 一日目 団体戦 チキチキ呪霊討伐猛レース!!
指定された区画内に放たれた二級呪霊を先に祓ったチームの勝利となる!!
区画内には三級以下の呪霊も複数放たれており日没までに決着がつかなかった場合。
討伐数の多いチームに軍配が上がる!!
それ以外のルール一切なし!!
というのが今回のルール、らしいが・・・。
割と何でもありなんだね。
けど・・・コレ、ちゃんとその場を管理するの大変じゃない?
違反者とか、出そうだな・・・。
「勿論妨害行為もアリなわけだが、あくまでも君達は共に呪いに立ち向かう仲間だ。交流会は競い合いの中で仲間を知り己を知るためのもの。相手を殺したり再起不能の怪我を負わせることのないように。以上、開始時刻の正午まで解散。」
夜蛾学長が五条先生を絞めながら言う。
庵先生あんな顔できるんだな・・・性格悪そうに笑って。五条先生、凄く嫌いなんだろうねぇ。
あ、そういや。自己紹介も態々していただいた。
真希の妹さんの・・・禪院真依ちゃん。
この前聞いたけど・・・東堂先輩。
巫女装束の先生が・・・庵歌姫先生。
宅急便の魔女さんが・・・西宮桃先輩。
目が閉じてる人が・・・加茂憲紀先輩。
メカの人が・・・メカ丸君。
アシメの子が・・・三輪霞ちゃん。
こっちもこっちで個性的だな。
___ミーティング
「あのぉこれは・・・見方によってはとてもハードなイジメなのでは・・・」
いや、割と仕方ないと思うよ。
みんな心配してたわけだし、私も・・・
あんなに焦ったんだもん。
それくらいして欲しい。
「うるせぇ。しばらくそうしてろ」
「まぁまぁ、事情は説明されたろ。許してやれって」
パンダがフォローすぐ、が、私としては、
正直まだやっていて欲しい・・・かな。
「喋った!!」
だって本物じゃないもん。
「しゃけしゃけ」
「なんて?」
分かんないよねぇ、私も狗巻語習得に時間掛かったし。
でも、そろそろ
「本格的に・・・ミーティング始めません?」
「あ、そっか。」
「俺も、割と負けたくない。」
「何が割とよ。一度ぶっ転がされてんのよ!?圧勝!!コテンパンにしてやんのよ!!真希さんのためにも!!」
「・・・そーいうのやめろ。」
「明太子!!」
「そう!!真希のためにもな!!」
私も乗った方が良いのだろうか・・・。
「ま、真希のためにも!!」
「無理に合わせなくて良いんですよ、伊神先輩。」
あ、はい。
「へへっ。そんじゃまぁ、
勝つぞ」
さ、流石主人公・・・!!
「何仕切ってんだよ」
真希が虎杖君を蹴る。あれ、・・・主人公・・・。
そろそろだよね。
『開始一分前で―す。ではここで歌姫先生にありがたーい激励のお言葉を頂きます。』
『はぁ!?え・・・えーっと。あ!・・・ある程度の怪我は仕方ないですが・・・そのぉ・・時々は助け合い的なアレが・・・』
『時間で―す』
『ちょっ五条!!アンタねえ』
『それでは姉妹校交流会
スタァートォ!!!』
『先輩を敬え!!』
庵先生と五条先生の声の後、スピーカーがピーガガと音を立て切れる。
始まった。
「イチロー!?」
「アホくさ」
まぁ・・・。
「ボス呪霊どの辺にいるかな?」
「放たれたのは両行の中間地点だろうけど、まぁじっとはしてないわな」
「例のタイミングで索敵に長けたパンダ班と伏黒班に分かれる」
確か私は・・・。伏黒班、だよね。
「後は頼んだぞ。悠二」
「オッス!!」
私は足をせっせと動かす。
「どこいグのぉ〜?」
呪霊だ。
3級・・・かな。
「3級だな」
!!
「いよぉーし!!全員いるな!!」
東堂先輩・・・。
「まとめて、かかってこい!!」
虎杖君が東堂先輩の顔に蹴りを入れる。
「散れ!!」
それを見た真希が私達に散れといった。
「東堂一人でしたね」
「やっぱ悠二に変えて正解だったな」
「そうだね。」
伏黒君と真希と走っていく。
「夢は呪霊優先。極力戦うな。」
「・・・どうして?」
「まだ術式、人間相手に使った事ないんでしょう?」
「間違えて、とかメンドクセーからな。」
いやいや、そんな事はないでしょう??
「でも・・・京都組来ないね・・・」
「「!!」」
?何かあったのかな。
「変です」
・・・何が?
「二級呪霊がそっちにいるってことか?」
「ち、違うと思う。」
伏黒君が言うには京都組は固まって行動してる可能性があるらしい。
でも、どうして・・・。
「・・・でも。二級なら余程狡猾ではない限り玉犬が気付きます。」
だよね。
なんでだろう・・・・っ!もしかして・・・!!
「京都校
虎杖殺すつもりじゃないですか?」
やっぱり!!
「あ・・・あり得るな」
虎杖君は・・・宿儺の器だから。
「戻るぞ恵。」
「・・・すみません」
「何謝ってんだ、バカ。仲間が死んだら交流会も勝ち負けもねーだろ」
「呪霊なら、私に任せて。」
私は多分、ここに残る事になるから。呪霊狩りしか出来ないしね。
「夢、分かってるよな。お前は呪霊狩りに専念だ。」
「うん、頑張ってね。」
「はい。」
「あぁ。」
「絶対に、負けちゃダメだかんね。」
「勿論です。」
「当たりめ―だろ」
私は真希と伏黒君と反対側を歩む。
まだ私には正直これからの展開なんて分からない。
でも、歩くしかないから。
「中々いないなぁ。」
はぁ・・・。
「・・・?」
なんか、大きい呪力感じる・・・。
・・・誰?
「・・・!!え、・・・これ、特級じゃん。話違くない?嘘・・・。」
だって、二級以下だって。言ってたじゃん・・・。
なんで。
え、私ココで死んじゃうワケ?
転生したのに?
・・・いや、そもそもさぁ。
「なぁーんで、こんな平和から並外れた世界に転生させたんだろーね、神様はさ!!」
戦闘態勢を構える。
丁度良い。
新しく、この前作った技公開と行こうじゃないか。
「因子操術・桜。」
分子たちを分解して細かい原子に直していく術式。
ようは・・・分解する術式。怖いよねぇ。
どがんっ___爆音とともに倒れた木。
「・・・あ。間違えた。」
的と間違えちゃったぁぁぁああ!!
なんてドジをしてるんだ、私は。
特級相手だぞ、相手は特級なんだよ??
「因子操術・彼岸花!!」
仕方ない。王道で行くしか・・・。
これで倒れて・・・くれませんよねぇ!?
知ってた、知ってたよ!?
「・・・こんぶ!!しゃけ!!」
あ、狗巻!!
「狗巻!・・・なんか嫌だな、棘にしよう。・・・棘!」
「おかか・・・!!」
あ、空気読めと?
知ってる、知ってるからこそやってるの、そうでもしないと私今とち狂いそうだからさ。
「明太子!!」
・・・あぁ、始まる、戦闘タイム。
特級なんて・・・無理だろうに。
相手は特級全然強くて倒せない。
ボロボロ、呪力切れ。今の私じゃ、戦力になりっこない。
はぁ、ここでリタイアだね。
これ以上やっても、無駄だよ。
足手纏いだよ?
「そんな事・・・ない!!」
呪力が無い?うっせ、倒れるまでやれ。
痛い?うっせ、倒れろ、バカ。
足手纏い?うっせ、それにみんなだって力を消費してる。
「因子操術・薔薇。」
相手は木だよ、燃やせばいいんだから。
「おい、夢。これ以上は死ぬぞ!」
後から来てくれた真希が私を後ろへと放り投げる。
「真希!でも、私だって・・・!!」
「選手交代だっつってんだろ。」
「っ・・・うん。」
選手交代なら仕方ないよね。仕方ない・・・。
まだ、もっと戦いたい。
もっと、強くなり、たい・・・。
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