誰かの劈くような悲鳴。私は訳も分からず立ち止まっていた。
すると、誰かが私に近づき、
何かを刺した。
「っていのが君の死に方なわけなんだけど」
つまり、通り魔という事ね。
激痛が走り、脳がシャットアウトし、目が覚めたら、この空間にいた。
んで、この男も。
チャラくて胡散臭いが、なんでも神様らしい。
今は、私の死因を聞いたら、私の心情まで読まれながら、通り魔の実況をされたって訳だ。
なんて、失礼なんだろう。この神。
「えぇ?本当に通り魔で死んだの?」
やっぱり、まだ。信じられない。
だって私、立ってるもん。それに、触れる。
でも、やっぱり。この神の言ってた心情というのは事実だった。私は信じざるおえないのだ。
「うん、で。君まだ高校一年生ジャン??」
「えぇ、まぁ。」
あぁ、生まれてこの方キャビア食べれなかったな。残念である。
「なので!!そんな可哀想な君に、プレゼントを与えよう。」
プレゼント・・・?
「はぁ。」
「なんと!転生先を選べまぁす!!」
転生先を、選べるか。
「転生先、ですか。私、通り魔で死んだんですよね?」
「うん。」
なら、もう答えは決まっている。
「なら、平和かつ税金という概念ない悠々自適な生活を送れる世界へ行かせてください。」
金に困らない、平和な生活を、送ってやる!!
「えー、おもんな。ま、いっか。んじゃ、行ってら〜」
視界が眩い光に遮られる。
光が増すにつれ、私の意識は、遠のいて、いった。
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