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「五条先生が封印された!?」

さくらのお墓参り中、私は携帯を落としそうになった。

「さくら、ごめんね。行かなきゃ。」


『行ってらっしゃい。』

 

そんな声が聞こえた気がした。


五条先生が封印か・・・。
何が起こるんだろう、誰が居なくなっちゃうんだろう。


分からない恐怖。



「でも、諦めないから。・・・さくら、今日のお花は赤いペチュニアなんだけどさ、花言葉分かる?」


誰も返事はしない。当り前だよね。


「行ってくるね。」

「もしかしたらもう来れないかもしれない。でも、大丈夫。頑張る。絶対に・・・」


『決してあきらめない。』


風が舞った。懐かしい匂い。
春の美しい桜の匂い。
今、咲き誇ってないのにね。

「・・・正解です。」



私は走り出した。

仲間たちの元へ。




 







 






神様。転生先、間違ってません?? おわり。



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