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「はいはーい。暗い話は終わり!今日は・・・夢の、実地調査に行きま〜す!!」

実地調査・・・?

「お前の実力の鑑定だ。」

真希ちゃんがそうフォローしてくれる。

「そうなんだ・・・。私、どの位なのかな。」

「ま、夢。上手で器用だし、準一級くらいはあるんじゃない?」

「へぇ・・・。」

準一級かぁ・・・。

「ま、僕は特級だけどね〜。」

「自慢してんじゃねぇ。」

「自慢する男は嫌われるぞ。」

「二人とも可愛くない!!」



やっぱり、転生特典が付いてるから強いんだよね。
それじゃ、きっと。周りにまた追い抜かされる。
体術も、頭脳戦も制さなければ。


「五条先生は、本当に凄いですよ11」

「憂太、今はその優しさはちょっと辛いかな??」

「えっ・・・。」


早く、強くなりたい。
もっと、上の景色が、見たい。

「早く、行きましょう。」

「・・・お、やる気満々だねー。」

「帰りは悟が焼き肉奢りだって。」

「あ?・・・私は寿司が食べてぇ。」

「おかか!!」

奢りなんだ・・・??

「じゃあ、バイキングにすっか。」

「えっ、あの・・・。えっ、五条先生のお金じゃ??」



「だよね!?」

「憂太、夢。アイツは、金持ちだから良いんだ。」

そうなのか・・・??

「ちょっと!?人の奢り前提で進めないでくれる!?」

やっぱり。

「どーせこの位しか使い道ねぇんだから、良いだろ。」

「真希が冷たい。」





「ふふっ。」

実は、税金だらけの世界も良いのかもしれない、なんてね。


「因子操術・彼岸花。」

一瞬にして潰れた呪霊。

「・・・もう、終わり?」


・・・なワケあるか。
相手はあの五条悟だぞ?
腹の底が知れない五条悟。あんなへらへらしてて何考えてるか分かんないから怖い。




「っ!?」

「あ、あああああああああああああああああ。」

キモイ。吐き気がしそうだ。
目の前にいる・・・・人の形をした、、否。人とは言えないような、足の曲がり方、骨格の上がり方、目の向き。
相手は趣味が悪いようだ。

「見たくない。」

こんなの、見たくない。見たくない。逃げたい、逃げようよ。




 




逃げてんじゃねぇよ、私。


「因子操術・薔薇。」

燃え尽きてしまえ。お前なんか、燃え尽きてしまえ。


あぁ、暑いな。
当たり前か、炎で一杯一杯なんだもの。



「五条先生、キモいもの見たせいで食欲失せました。」

「ははっ、慣れだね〜。」

「いや、悟はなれもクソもなかっただろ。」

「当たり前じゃん。」

「人でなしかよ。」

私の術式って、なんなんだろう。
無意識と現れてて、無意識と出来てるけど・・・。

でも、これまでで考えてなんとなく思い付いたのは。





原子。

因子というのは要素とか、ファクターなんて言う。
けれど、もし。この術式で言う因子というのは原資という意味なのでは、と。

原子だったとすると、重力を操れるのも、炎や水、水分量まで操れるのなんとなく納得がいく。



「原子か・・・。」

どうしよう、私。原子とか・・化学は苦手なんだ。化学式とか元素記号から勉強し直そう・・・。


「どうしたの〜?悩んだ顔して。」

「いや、私の術式について考えてました・・・もっとうまく使いこなしたいな、なんて思ってまして。」

「へぇ・・・勉強熱心。」

「私の推測が正しかったら、多分。色んなことが出来るんでしょうね・・・。」

「ふぅん。」





(やっぱりこの子はイカレてる。)



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