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時間軸としては原作開始の7年ほど前。
名前:みょうじ なまえ
呪術師の家の生まれで、夜刀神の祟りを鎮め、宿す一族。
夜刀神の祟りに適応し、鎮め、受け入れ、己の呪力とは別に、夜刀神の祟り(=夜刀神自身の負の感情)を呪力として持つ。よって夜刀神の呪力と自身の呪力という2つの呪力を持つ。
呪術高専卒業後、夜刀神の力を暴走させて一族を滅ぼした。秘匿死刑にされる前に五条悟と交渉し、五条悟の夢に余生を賭ける。条件は「協力を惜しまないこと」と「五条悟の煩わしい嫁探しからの解放のために、五条悟との間に子を作ること」。この秘密裏に五条悟との間で交わした縛りと、五条悟の監視下に置かれるという体で生き延びた。一族しか殺してなかったのと、みょうじの女の胎を失くすのは惜しいとした一部上層部の考えもあったため、できたことでもある。
暴走させた代償に右目とその周辺は蛇のように、髪も白髪となり、体の一部には蛇に締め付けられたかのような痣が残っている。顔の変異は普段は包帯で隠している。
五条悟のことは呪術師としては尊敬してるが、軽薄さが死ぬほど嫌い。
みょうじ一族の生得術式「夜刀之呪唄」。前述の通り夜刀神の祟りを受け入れ自身の呪力とするだけでなく、夜刀神の「群が個」「死と再生」の性質を使用中に得る。
夜刀神の影響で蛇との親和性が高く、使役している。
領域展開すると夜刀神の腹の中のようになる。
・術式「夜刀ノ神懸」
できることを簡易的にまとめる
@蛇の使役
文字通り。自身の魂の一部を蛇に移して、命の保険を掛けることも可能。蛇の呪霊も使役の対象
A性質転換
群→個、個→群への切り替えができる。要は残機1から残機がたくさんある状態になれるということである
B必滅
呪力さえ流し込めれば対象を必ず殺せる
C呪詛返し
カウンター。相手からの攻撃を使役する蛇で受け、その攻撃を返す
・領域「夜刀神降」
夜刀神の生得領域を展開し対象を閉じ込め、自身に夜刀神の怨嗟の一部を一時的に降ろし、「対象とその一族郎党鏖殺」する。なまえがみょうじ一族を皆殺しにした際に使用した。(その時は一部ではなく夜刀神の怨嗟のほとんどを降ろしたので、暴走状態になった)
・夜刀神
「常陸国風土記」行方郡“曽根の駅”の項にその記述がある。夜刀神の外見は角の生えた蛇で、その姿を見た者は一族ごと破滅、根絶やしになるといわれる祟り神で、行方郡の原野に多数住んでいた。その記述から、「群が個」である。また、蛇の脱皮による「死と再生の象徴」という特性もある。
継体天皇の時代に箭括氏の麻多智が郡の西方の谷間にある葦原を開墾し新田を作ったが、この時に夜刀神が多くの蛇を引き連れて妨害した。甲冑を着けて武装した麻多智はそれを打ち殺して追い払い、山の登り口まで行って“標の梲(しるしのつえ、境界線の杖)”を堀際に立てた。そして夜刀神に対し、「ここから上は神の住む場所と認め、ここより下は人民の田であることを知れ。これからは自分が祭司となって永久に汝(夜刀神)を祀るから、今後は決して人々に祟りをなしたり、恨んだりするな」と宣言した。
夜刀神社が建てられ、耕田十町歩あまりを開拓してそれを元手に麻多智の子孫であるみょうじの一族は、夜刀神を代々祭ったという。
孝徳天皇の時代に、壬生連麿が夜刀神の谷を占領して池の堤を築いたところ、夜刀神は立ち退かなかった。壬生連麿は激怒し、「この池の整備をしたのは人民のためである。汝は神と祀られているが何の神か。皇化に従えないのか」と大声で叫び、労役に駆り出されていた人々に「目に見える魚でも虫でも、反抗する者があれば遠慮なく全て打ち殺せ」と命じたので、夜刀神は恐れをなして逃げだした。……と記載があるが、腐っても祟り神である。逃げ出したのは形成する「個の一部」に過ぎず、夜刀神は麻多智の宣言を破った人間を恨み、呪いを撒き散らし、荒らし尽くして悉くを殺し尽くした。これをみょうじの一族が多大な犠牲を出しながらも祟りを一族全体で分散し、受け入れることで夜刀神の怒りを鎮めたという。
以降、みょうじの一族は夜刀神の祟りを受け入れて鎮め、己の力とすることで呪術師として一定の地位と名誉を手にしてきた。が、それも過去のことであり、なまえが産まれるまでは落ち目にあった。
この話では夜刀神は、「人の未開・未知への恐れ」と夜刀神自身の神話が合わさった特級呪神という扱いになる。