はじめに
待ち続けること、もはや遠く
その声音はさして色もなく、
凍り付く個をいともせず
思うまでは、ただ勝手だと
活殺を委ねては、君に願い
許しを乞う故に、ただ背を見つめ
奪われた地獄に懸想する
ただ壊れゆくは募る思い出
幸福とはただ身勝手で
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