ごちゃ倉庫

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◎そういう愛の形


そういう愛の形

人魚姫は王子様を思いながら泡となって消えました。

人魚姫は馬鹿だよね。わざわざ泡になってしまうなんて。王子の幸せの為に消えちゃうなんてさ。

言えば良かったのに。

たった一言気持ちをさ。

僕がそういうと君は笑って言った。


しかたないよ、そういう愛もあるんだよと。

人魚姫の愛に気づかなかった王子も馬鹿だ。

だって、人魚姫が死ぬほど思っていたのに分からなかったんだから。

僕がまたそういうとまた君は言った。

しかたないよ、気持ちと言葉は重いから。

その時の君の悲しそうな顔が忘れられないんだ・・・・。
君がこの世からいなくなったいまでも。

僕は馬鹿だった。
君がもうその時病気だなんて気づかなかったから。


僕は馬鹿だった。

君が僕を好きだなんて気づかなかったから。

僕は愚かだった。
本当は僕だって好きだったのに。

なんの力にもなれなくて。

君は蘇えず思い出だけが蘇る。


そういう愛の形。

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百万回の愛してるを君に