ごちゃ倉庫
◎家/な/き/子/パロ。
2011-9-14 13:28
家/な/き/子/パロ。
家/な/き/子制止作者及び放映者とは一切関係ありません
晴海→春樹
スズ→鈴
大まかなあらすじ
鈴を守ってくれた春樹は、母親とともに炎に負かれ消息を絶つ。
鈴は悲しみ、住んでいた町を出て、また一人家のない生活をする。
そこへ…春樹そっくりな人物が……。(家/な/き/子2のその後妄想です)
BL変換にてお願いします。
「春…樹…」
息を呑む鈴。
背中からはタラリ、と冷や汗にも似た冷たい汗が出てきた。
「あん、なんや嬢ちゃん…」
春樹に似た人間は春樹に似た軽薄な、人好きしそうな笑みで鈴に近づいてくる。
同じ笑顔、同じ声、同じ姿。
その人は自分が愛した人そのものなのだ。
「あ…」
「なんや…化け物でも見とるみたいに…。俺そんな変な顔しとるか…?」
「いや…、」
春樹は死んだ。
あの炎の海に巻き込まれて。
死んだ、はずだった。
「お前…名前は…」
震える声で、尋ねる。
「あん…?トラや、トラ…」
「っ…!」
トラ。
それは…、春樹が自分が飼っていた犬の子供に名付けてくれた名前と同じ…。
これは偶然なんだろうか……
「一条家は…」
「あん…?」
「…いや…なんでも…ない……」
このトラと名乗った人物は本当に春樹なのか。
春樹じゃないのか…。
いや、そんな事はどうだっていい。
また、会ってしまったのだ。春樹に似た人間に。
会いたくないと思っていたのに……。
会ってしまった……
自分に関わる人間は不幸になるというのに…
「じゃ…じゃあ…」
逃げるように、踵を帰す。
まだ一緒に話していたかった。春樹に似た人間と
でも…
「待てよ、」
逃げる鈴の手を握る、トラ。
「あんた、なにもんや…俺の何をしっとるんや…」
怖いくらい強い瞳で尋ねるトラ…。
その瞳が自分が唯一信じ愛した春樹と重なり…
苦しくなるほどの激しい感情が胸をまく。
「触るな…!」

