▽140字ssまとめ


【十四松】

「ねえ」「なに!?」「何じゃねーよ何してんの」背中に密着している十四松は、あったかいでしょ!?と楽しそうに叫ぶ。私の首の前で縛られているのは、黄色い袖。炬燵に入ってなお寒いなどと口に出したのが運の尽きだったか。マフラー!なんてはしゃぐ彼に溜息が出た。ああ、首よりも背中が熱い。


【高杉】

「オイ」「はい!?な、何でしょう…?」あの高杉様が、あろうことかしがない雑務係に声を掛けた。どういうことだ。混乱する私をよそに、高杉様の手がおもむろにこちらに伸びてきて、私の額を撫でた。冷たくて気持ちが良くて、少し擽ったい。「お前…部屋戻って寝ろ」「…へ?」ちょ、私熱あったんか。


【沖田】

「まっず」「ええ!?」沖田さんはそう言って湯呑みを突き返してきた。何故だ、何故一向に上達しない。これでは味見役を頼んでいる彼に申し訳が立たない。しかし、手順は何も間違えていないはず。納得出来ずに、私は返された湯呑みに口をつけてみた。「あっ、てめっ!」「……あれ?」……美味しい?


【大和田】

昼休み、そいつは呑気に机で寝てやがった。なんて間抜け面だ。呆れていると、口がもごもご動くのが見えた。「…えへへ、紋土くん…」「!?」不意打ちで、名前を呼ばれると共に緩みきった笑顔を食らう。バクバクと心臓が騒ぎ出す。ざけんな、くそ!んな顔してんじゃねぇよ!ときめくだろーが馬鹿野郎!

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