▽銀時と黄主(遊園地篇おまけ)


「あ、あのさァ銀さん、最近依頼来てる?」

 おそるおそる訊ねてきた真琴に、銀時は片眉を釣り上げた。

「あ? なんだコノヤロー当て付けか? バーさんになんか言われたか?」
「違うわ! いや、えっと、じゃあ××日ってさ〜暇……だったりする?」
「なに、面倒ごとなら手伝わねーぞ。ただし料理の試食とかなら可」
「違うって! いや、えーと、わたしもその日休みでね、それで……」
「んだよ、要領得ねェな」
「いや、その……ここに遊園地の男女ペアチケットがありましてね」
「……はァ?」
「い、いや別にわざわざ手に入れたわけじゃなくてさっき雪ちゃんが安く譲ってくれて、それで久々に行きたいな〜って思ったんだけどわたし他に誘える男の人とかいないっていうか……い、いや別に銀さんで妥協とかそういう失礼なアレではないんだけどもちろん何か特別下心的なのがあるわけでもないしホントッ純粋に遊園地行きたいだけであってかといって誰でもいいとか思ってるわけじゃなくてそりゃし、親しい人がいいとは思ったけどいやホントにマジで特別なんか考えてるとかじゃなくてその」
「あーいい、いい分かったから」
「え、あ、じゃあ……」
「悪ィけど銀さん、その日は布団とのデートの先約があるから……」
「園内でいくらでもスイーツ奢るからァ!!」
「行きます」

 見事な手のひら返しだった。


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