海辺の野薔薇

チスズ・モリタカ(森高千鈴)
年齢:38歳(OG1時点)
容姿:明るい茶髪を肩の辺りまで伸ばしており、それをシュシュで1本にまとめている。ビキニの上に薄手のパーカーとショートパンツ、ビーチサンダルというラフな格好。肌はうっすら日焼けしている。パイスーは苦手。身長170cm/体重59kg。B91/W70/H88
ICV:山り本百る合る子
戦闘BGM:ニライカナイの向こう側
搭乗機:プテライカ(・ネロ)→アルヒェロン

詳細:とあるビーチでジェットスキーやサーフボードの修理や、それ関連のアクセサリを販売する小さなショップを開いている女性。元々手先が器用で、今のショップを開く前は軍需系(後にシホウイン家の運営するカトルパルファムエンタープライズの子会社と判明)の電子機器メーカーの修理オペレーターで、研修では同企業の開発する機体のオペレーションなども受けていた。
宇宙飛行士を目指していたが夢破れ、コロニーと地球を結ぶ定期シャトル「ツキノウミ号」の乗務員をしていた年下の恋人がいたが、彼女が30歳の頃に起きたテロ「ツキノウミ号事件」で、テロリストに機体をジャックされ、その後犯人と乗員乗客全員を乗せたままシャトルが墜落し、恋人は帰らぬ人となった。
面倒みがよい為、サーファー達からもよく慕われている。
生きる希望を失い、入水自殺を図ろうとしたイツキを保護したことにより、彼女を狙う者にチスズも狙われるようになる。
が、彼女を見捨てることが出来るはずもなく、彼女を守るため、戦う事を決意する。
その甲斐あってか、後には彼女に「おかあさん」と呼ばれるほどの仲になる。
彼女を助けるために乗り込んだクロガネでエルザムに出会い、お互いに惹かれ合うが、己の過去や、彼の過去が彼女に二の足を踏ませていたが、紆余曲折を経て彼と結ばれることになる。
イツキたちはひとまず落ち着くまではと引き取り、一緒に暮らしているが、ユウヒとハルホは後々シホウインの家に戻る予定で、イツキはそのままチスズとエルザムの養子となる予定。
第二次OG後は彼との子であるヴォルフを授かり、彼の願いもあってイツキと共に艦は降りている。
搭乗機
プテライカ(・ネロ)
イツキ捕獲のために差し向けられた機体で、プテラノドンを模した飛行形態と人間型の戦闘形態を持つ可変機。有人と無人とあり、チスズは砂浜に墜落するも損傷が軽微だった無人機の自動操縦用AIを「昔とった杵柄」で強制的にシャットダウンし有人モードに移行させて使用している。茶系の体色だったが、敵機と区別するため後に黒く塗られる(ネロは黒く塗られた後に区別のために付けられた)。当然ながら一人乗りの機体なので、イツキはかなり無理矢理な格好でチスズの膝の上に乗っている状態。アルヒェロンに乗り換えた後はハルホが引き継いでいる。
アルヒェロン
古代のウミガメであるアーケロンを模した潜水形態と人間型の戦闘形態を持つ可変機。イツキと父・カナデの思い出の場所である鍾乳洞の奥に隠されていた。アーケロンの英語表記「Archelon」のArcheの部分がドイツ語読みになっており、そのため「方舟」の意味を持つ名前になっている。その名の通り、カナデの「絶滅した古代海洋生物の再生計画」に関する資料やDNA情報、アーケロンを再生させた際の映像データなどを機体内の記憶領域に保存している。イツキに託したのはこれの隠し場所とプロテクトの解除方法。イツキ一人だけで乗ることはないと考えていたためか、二人乗りになっている。
----------------------
夢ヒロ関係者
イツキ・シホウイン(四芳院壱姫)
年齢:10歳(OG1時点)
容姿:艶のある黒髪を腰の辺りまで伸ばし、カチューシャのように黒いリボンをつけている。着ている服は、以前通っていた学校のブレザーである。チスズと同じく、パイスーは苦手。身長147cm/体重45kg。B72/W59/H70
ICV:千あ原か江ち理ゃ子
戦闘BGM:ニライカナイの向こう側
搭乗機:プテライカ(・ネロ)→アルヒェロン

詳細:名門と名高い「シホウイン家」の次女(実際は長女であったが、父の再婚により姉ができたため、次女になった)。
ある晩、家が襲撃され、父親を目の前で亡くし、その父の手引きで命からがら逃げ出すも、生きる希望を失い、逃げてきた海岸で入水自殺を図ろうとするも、それをチスズに止められ、そのまま保護される。
父と別れる際に「ある物」を受け取っており、それが元で家を襲撃した者たちから狙われている。
父と、血の繋がった兄以外信用していなかったため、最初はチスズにも心を閉ざしていた。
が、見ず知らずの自分のために必死で戦う彼女を見るに連れて心を開くようになっていき、最終的には彼女のことを「おかあさん」と呼ぶまでになる。
チスズとエルザムが、早くくっつけばいいなぁ、と常日頃思っていたため、二人が正式に結ばれた際は直ぐに彼の呼び方を「お父さん」に変えている。

ユウヒ・シホウイン(四芳院悠火)
年齢:17歳(OG1時点)
容姿:イツキと同じ艶のある黒髪を短めのポニテに結えている。着ている服は士官学校での制服で、在学途中で実家に呼び戻されたため。胸ポケットのなかには、父と今は亡き母、妹と撮った写真がこっそり入れられている。身長188cm/体重74kg
ICV:柿か原っ徹き也
戦闘BGM:翼の記憶
搭乗機:ケツァールトルス

詳細:名門と名高い「シホウイン家」の長男。現在は本人の希望で士官学校に通っている。
実家が襲撃されたという連絡を受けて実家に戻り、父が死に、血の繋がった妹であるイツキが行方知れずという事を知り愕然とする。
その際、「イツキは拐われた」と継母であるトオカとその連れ子で義姉のハルホに言われ、それを信じてしまい、妹と一緒に行動しているチスズを誘拐犯と思い込んで彼女を襲ってくる。
後にチスズと和解、黒幕が継母・トオカであることを知り、チスズ側に付く。
その後は、イツキやハルホと共にチスズに引き取られたが、正式に養子になったわけではないため時期を見て実家に戻って後を継ぐ予定……で、その際にハルホを自身の姉ではなく伴侶として帰る予定。
搭乗機
ケツァールトルス
最大の翼竜・ケツァルコアトルスを模した飛行形態と人間型の戦闘形態を持つ可変機でプテライカの発展型。飛行形態の時点でだいぶ大きいため、その状態でも戦闘可能になっている。

ハルホ・シホウイン(四芳院春穂)
年齢:19歳(OG1時点)
容姿:明るいグレーでゆるくウェーブした髪を腰の辺りまで伸ばし、結い流している。ワイシャツにネクタイ、黒にピンクのワンポイントの入ったプリーツスカート、チェックのタイツ。パイスーを着る際は、ポニーテールになる。身長169cm/体重55kg。B80/W61/H77
ICV:冨ろ永ぉみるーな
戦闘BGM:フォーリナー(敵時)→太古の空より(味方時)
搭乗機:ランフォリーン(敵時)→プレテライカ(味方時/チスズから引き継ぎ)

詳細:名門と名高い「シホウイン家」の長女(後妻の連れ子)。
実家が襲撃を受けた際は、母であるトオカ(透香)と共に家を空けていたため、難を逃れた。
が、事実もないのに「イツキは拐われた」と義弟であるユウヒに告げるなど、不審な行動が多い。
前妻の子であり、父と血の繋がっているユウヒとイツキとは、あまり仲はよくない。
トオカが黒幕なのは知っていたが、結局彼女も実母に駒として使われていただけだった。
その事実に絶望し、チスズ達に捕らえられた後は食事も摂らずに衰弱していたが、チスズやイツキの説得により、ようやく全てを受け入れ、償うためにチスズ側に付く。
その後は、ほかの二人と同じく、チスズに引き取られ、少しずつながらほかの二人との距離を縮めていった。
エルザムとチスズの様子にヤキモキしていて、苛立ち紛れに舌打ちをするなどしていた。
……実は、幼い頃にユウヒと出逢っている、彼の初恋の相手であったが家庭の事情でお互いの名を知る前に離れ離れになっている。
搭乗機
ランフォリーン
ランフォリンクスを模した飛行形態と人間型の戦闘形態を持つ可変機、プテライカの前身。飛行形態状態でも戦闘形態状態でも菱形の尾翼を遠距離武器として利用する。チスズ側に鹵獲される際に大破したため、その後はチスズたちが乗っていたプテライカ・ネロに乗り換えている。