ふわり、腰辺りに巻き付く布がくすぐったくてなんだかむずむずする。
普通なら男は穿かないスカート。なんでそれを着ているのかと言われれば、まあ、なんというか興味というやつだろうか。
「ね、ひょん、それ似合ってる」
「ぐくの方こそ」
男が二人してなにしてるんだか。
思わず顔を見合わせてふふ、と笑った。その雰囲気は柔らかすぎて、まるで目の前にいる子は本当の女の子のよう。
さらりとした金のウィッグがジョングクの頬を掠める。
テヒョンがジョングクにキスをしたのだ。
赤いリップを塗った唇が、ジョングクのピンクのリップと混ざり合う。可愛らしい雰囲気には似合わない厭らしい音が部屋に響いた。
「ぁ、ふ、ぅ……っ〜〜ん、む、」
「ん、……ぅ、ふ、」
はむはむと柔らかな唇を甘く噛む。ぺろりと舌でそこを舐めれば、いつもは何の味もしない唇は今日はリップの独特な味。
少し開いた隙間から舌を差し込み、熱い口内を楽しむように中を蹂躙する。
「ぐく、…舌、だして」
「ん、……こう、?」
テヒョンが言えば、控えめに出された赤い舌。
怯えたように引っ込みそうなそこに吸い付けば、びくりとジョングクの腰が揺れた。
ぢゅっ、とこの空間に葉不釣り合いな厭らしい音。それがより一層テヒョンとジョングクの興奮を掻き立てた。
最後にちゅっと可愛らしい音を立ててキスをすると、ぴくんと小さく跳ねるジョングクの身体。
胸に手を這わせば、平らな胸にある小さく主張した突起が指を掠めた。
「ひ、…っぁ、う、」
「あ、ね、…ここ、ここきもちい、?」
くりくりとそこを摘んで引っ掻いて、押しつぶすように指先を押し当てる。
そうすれば、びりびりと電流が走ったような刺激が身体を掛け巡った。
「ぐく、……ほんとの女の子みたいだね」
「ゃ、ちが、……っぁ、は、…っん、ん、」
思わずテヒョンのスカートの裾をきゅっと握ってしまう。
けれどその手はすぐに解かれ、代わりにテヒョンの綺麗な手がジョングクの手をぎゅっと握った。
離れていった唇には、赤とピンクが混ざり合った可愛い色。
「ひょん、は、…きれい、です」
「………、ぐくはかわいい、」
それは女の子の格好をしているから? それともいつも?
その真相は二人のみぞ知る。
いつもとは違う夜は、まだまだこれから。