嫉妬

じわりじわり、僕の中の嫌な感情が身体を蝕んでいくような感覚。
目の前が真っ暗になっていく。

なんでお前なんだよ。
お前よりもずっと頑張ってきたのに。
僕は、ぼくは、
お前がだいっきらいだ。





「ぃ、…っぁ゛ああ、や、…やぁ、っぅ、ぐ、…ッ!」

目元を覆う目隠しが涙や汗でじっとりと濡れていく。
両腕は縛られたところが痛くて、早くこの行為が終わってほしくて…でもそれよりももっと痛いのは、ヒョンの苦しそうな姿を想像した俺の心。
みしりみしり、心にヒビが入っていくような感覚。もう少しで何かが壊れてしまいそうだった。
…いや、もうすでに壊れている?

「ああもう、くそ、くそ、……っちくしょう、」

苛々した声と手つきの荒さ。
己の中に入っている熱いモノが萎える様子は一向にない。
肌と肌のぶつかり合う音、ヒョンの荒い息遣いと声、俺の気持ち悪い喘ぎ声。
それは、異様な空間だった。地獄のような、監獄のような。

「ひ、ぐ、……っひょん、ひょん、…ぁう、゛ッ、っ、」
「うるさい、だまれ、だまれよ、ッ…おまえなんか、お前なんかいなければ…、!」

ぎゅうと俺の腰を掴む手に力が入る。
今、ヒョンの顔は見えないけれど、きっと彼は泣いている。

本当はこんなことしたくないって。
その先の言葉は言ってはいけないって。
その先を言ったら、きっと俺達の関係は、

「お前なんかいなければ、僕はもっとずっと幸せだったのに」

きっと俺達の関係は、壊れてしまうんだ。