ジョングクはふわ、と大きな欠伸を一つした。
暫く作業室にいたせいで鈍った体を動かすように、大きく伸びをして椅子から立ち上がり、部屋を出る。
リビングへ向かうと、そこにいたのはテヒョンとジミン。二人と目があったが特に用事もなかったので、ちらと目配せをしてから二人の前を通り過ぎ、水を飲む為にキッチンへと足を進めた。
…
冷蔵庫からペットボトルを取り出し、キッチンから退こうとしたところで腰に違和感を感じる。
ジョングクが首を捻り後ろを向くと、そこにいたのはテヒョンだった。テヒョンはジョングクの細い腰に腕を回し、肩口に顎を乗せていた。
「…ひょんどいて、じゃまです」
「はあ〜?やだよ、最近のお前ずっと作業室に篭ってたじゃん。ひょん寂しかったんだから遊ぼうよ〜」
そう言いながらテヒョンはジョングクから離れることをしない。
いつの間にかジョングクはテヒョンからつられるようにソファの前まで来ていて、先に座っていたテヒョンの膝の上に座る形になってしまった。
「あーまじで離してってば、ひょん、」
「ちょっとくらいいいでしょ」
テヒョンはジョングクの首筋にちゅうっと吸いついた。
途端にジョングクの体がびくつき、強張る。
その反応に気を良くしたテヒョンはにやりと笑い、ジョングクの腰に回した腕の力を強めた。
「ぐくう〜?……今の反応、なに」
「ゃ、ちが…っちがくて、…ぁ、!」
何がちがうの、と優しく問うとジョングクは余計に焦る。テヒョンの腕内から逃げようと必死に抵抗していると、いつの間にか目の前にはジミンがいた。
「じ、みにひょ、」
「二人だけでいいことしないでよ」
そう言いながら、今度はジミンに腕を引っ張られ、ソファの上に押し倒される。
「やめ、……っ、ぁ、は、ッ〜〜〜、!」
服の中に手が入ってくる感覚。指先が腹筋を擽り、なぞっていく感触にぞわりと肌が栗立つ。
と、そこでリビングの扉がガチャリと開く。
見るとそこにいたのは、
「なーにイイコトしてんの?」
戯れるマンネを見つめるヒョン達の姿。
ジョングクはその光景にゾクリと背筋を凍らせた。