声が聞きたいの

時々起こるこの不可思議な状況。
男二人で肩を並べ、今日もえっちな映像を見ることに耽っていた。

「…あの女優さんの喘ぎ声、なんか好きじゃないな〜」
「でもおっぱい大きいですよ」

なにそれ、とどちらとも無く笑い声。
そんなこんなでそれをじっと見ていると、隣の末っ子がなんとなく気になった。
テヒョンはちらりと横を見る。視線の先には少しだけ頬を赤く染めている可愛い可愛い末っ子の姿。
えっちなものを二人で見ることは初めてではない。けれどそれを見ている間はなんとなく末っ子の事を見るってことはしたことがなく、今初めてえっちなものを見る末っ子の表情を見てしまったのだ。
ごくり、口の中に溜まった唾を飲む。
こんなに可愛い顔、するんだ。

テヒョンの中でむくりと好奇心が頭をもたげる。
今触ったら、集中しているときのお前に触れたら、どんな反応をしてくれる?
怒る?…それとも、

テヒョンの細い指先が、ジョングクの服の中にするりと滑り込んだ。

「………っひ、ぁ!?」

びくり、大袈裟に跳ねるジョングクの体。
思わずテヒョンの体もびくりと揺れた。

お互いに驚いてぱちくりと見つめ合う。
そうしていると、じわじわとジョングクの頬が赤く染まり、瞳が潤んでいった。

「今の、」
「ゃ、ちが、…ちがう、びっくりしちゃって、っだから、!」

焦る目の前の子が可愛くて、もっと悪戯をしてあげたくて、テヒョンの口角は嫌ににやりと上がった。

「…もっとその声、聞かせて?」

テヒョンはもう一度、ジョングクの服の中に手を滑り込ませた。