神田はノアがどうこうおどしてるけど、ノアって箱船のノアのほう?
それとも普通に人の名前のほうのノアさんがどうこうって話?
相変わらず空気なのでエクスキューズミーとわざとらしく訪ねると
話がだいたい分かったと神田が怒っていた。

「こいつは協力者ブローカーだ」

はい、案の定無視されたよ私。
日本人が勇気を出してエクスキューズミーしたのに
外国人に無視された気持ちだよいま。

そして私にこれだけの説明で分かると思ってるのか?とむかっとした。
神田が絶賛ぜっさん、どや顔で皆さんご存じのみたいに話を進めるので
私はノアという疑問も解けずに、またブローカーというビジネスワードも出てきてちんぷんかんぷんだ。

これがドラマだとしたら、前回だけじゃなく前々回の放送もこっちは見てないぞ。

誰か言葉と、人を思いやる心が足りないこいつの通訳をしてくれと頭が痛くなってると
トマが慌てて付け足してくれた。

一番の敵(ラスボス)が千年伯爵であることは黒の教団で履修りしゅう済みの私にゆっくり丁寧に
千年伯爵というボスの……その下にノアの一族という
特殊な力を持つ人間がいると説明した。
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彷徨いアリス