神田とアレンは少し話し込んでいたが、やがて意を決したかのような
緊張した面持ちで、頷きあった。

あ、なんか悪い予感がする。梓ちゃんのセンサーが反応してる。

「ジョージさん。今から湖に行きましょう!!」

ほら!!やっぱりキター!!いやいや、なぜそうなる!?
バカなの!?――台風の海にわざわざ近づく奴らと同レベルじゃん!!
いくら作り話ぽい話だとしても、私ならこんな話題がなうの時に
絶対に近づきたくないんだけど!?

私以上にジョージさんはもっと驚愕の声をあげていた。

「こっこっちは命からがら逃げてきたっていうのに…なぜまた行かないといけねぇんだ!?」

ジョージさんは俺をバリーと同じように殺す気かと叫んで怯えている。
それに困ったように慌ててフォローするアレンと面倒くさそうに舌打ちする神田。

私は黙ってやりとりを見つめていたが、確かにジョージさんの言うとおりだと思ったし
この二人の少年達のAKUMAバスター事件(出会った当初)の所業も思い出し
この二人こそがある意味で悪魔ではとすら不安になりつつあった。
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彷徨いアリス