空にピカッと何か光りが散った。
突然の閃光になんだとAKUMAと私達は夜空を見上げると
いくつもの光の筋が落ちてくる。

まるで夜空の星が降り注ぐように。

「きれい」

怖いというよりも神々しい美しさがあった。
しかもその光の筋は矢のように私とAKUMAに降り注いだ。
指輪が呼応するように穏やかな光を放つ。
私にあたってもなんともないその光は、一瞬でAKUMAをつらぬいて光の中に溶かした。

AKUMAにぶつかると星が散るようにパッと瞬いて消える。
AKUMAも苦しそうに呻きをあげるが、すぐに灰になって消えていった。

「そうか……イノセンスが」

アレンが抱えていた私をおろしてくれた。
訳も分からずに消えていった星を見つめていた私に手を差し出すアレン。

「今日からエクソシストとしてよろしくお願いします」

ハッと我に返る。――え、今この子エクソシストとかいった?

「え……私が?」

そのようですとアレンも嬉しそうだけれど少しだけ困ったような
複雑な表情で私の手をとって告げた。

「これから僕たちと黒の教団に向かいましょう」
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彷徨いアリス