「そして…これができあがった隊服です」
手渡されたのは黒地に所々銀色の線が入り、身体のラインが
くっきり分かるようなタイトなライダースジャケット。
下は同系の素材で作られた丈の短いホットパンツ。
受け取ってみて初めて分かるが、結構重い。
こんなのをエクソシストは着てるのかと不安になったが
手渡した彼が補足するように付け加えた。
「確かに普通の服よりも重いでしょう。
しかし、それだけ丈夫な素材で作られているんです。
また難燃素材も使用しており、火にも強いです」
いや、それ着てる本人ダイレクトに燃えたら死やぞと口には出さず
ありがとうとだけ苦笑いして受け取った。
別に隊服と言っても毎回着る必要はないらしく、皆だいたい任務外だと私服も多いとか。
ただローズクロスがついた飾りは外出時はほぼ必ず、つけなければいけないとのことだった。
理由を聞いたところ、これを身につけていればヴァチカンの恩恵で
多くの交通機関が無料かつ、あらゆる場所への出入りが自由になる証明書になると言われた。
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彷徨いアリス