個室のドアがノックされ、入室を許可すると
一人のフードを被った小柄な男性が入ってきた。

「ファインダーのトマと申します。
本日はテオスディアの街を案内させて頂きます。
神田様は以前ご一緒されましたね。今回もよろしくお願いいたします。
こちらは……」

チラッと視線があったので軽く会釈する。

「あ…私は仲本 梓です。ピチピチの新米エクソシストです♪
よろしくお願いします〜」

ニコッと微笑めば、照れたようにトマも頬を染めながら慌てて深々と会釈した。

………
……

「トマさんは…」

「あ、トマでよろしいですよ」

「じゃあ、トマで。――トマはさ、先にこのテオスディオの街に
行ってたんでしょ?資料でみると怖い感じなんだけど
街の雰囲気ってどんな感じなの?」
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彷徨いアリス