個室のドアがノックされ、入室を許可すると
一人のフードを被った小柄な男性が入ってきた。
「ファインダーのトマと申します。
本日はテオスディアの街を案内させて頂きます。
神田様は以前ご一緒されましたね。今回もよろしくお願いいたします。
こちらは……」
チラッと視線があったので軽く会釈する。
「あ…私は仲本 梓です。ピチピチの新米エクソシストです♪
よろしくお願いします〜」
ニコッと微笑めば、照れたようにトマも頬を染めながら慌てて深々と会釈した。
………
……
「トマさんは…」
「あ、トマでよろしいですよ」
「じゃあ、トマで。――トマはさ、先にこのテオスディオの街に
行ってたんでしょ?資料でみると怖い感じなんだけど
街の雰囲気ってどんな感じなの?」
85(118)
→|
back
彷徨いアリス