「っ……そんな」
「時雨蒼燕流を…昔つぶしただって?」
「昔…剣帝という男を倒し、極めた剣を試すため俺は強ぇ相手を探していた。
そんな折、細々と継承されている完全無欠の暗殺剣が東洋にあると聞いた。
それが時雨蒼燕流!!――見つけたぜぇ。継承者と弟子の3人をな。
貴様と同じ八つの型を使いやがった。だが、全てはロートル剣術の亜流!!
全ての型をうけ、見切り…切り刻んでやったぞォ!!」
意気揚々と武勇伝を語るスクアーロに山本だけじゃなく私達まで驚愕した。
それはやがて絶望にかわり、お互いの間を冷たい空気が流れる。
「そっ…そんなことって!?」
「おそらく、本当の話だゾ…スクアーロの技の見切りは反射レベルよりもう1ランク早い」
リボーンの言葉に一斉にイヤな空気が流れた。一瞬誰もが口をつぐみ、静寂が流れる。
「じゃあ…山本の技はもう全部効かないってこと?」
しかし山本は否定するように肩を押さえながらスクアーロに聞いたことがないと笑った。
「俺の聞いた時雨蒼燕流は…」
ゆっくりと画面越しに山本が立ち上がり、歓喜する。
「完全無欠、最強無敵なんでね!!」
強気に吐き捨てる山本にスクアーロが吠えた。
ここからスクアーロの猛攻が始まる。
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彷徨いアリス