エースという言葉にザンザスは反応した後、大声で笑った。
あからさまにバカにするような笑いだったが、あそこまで笑われると
なんだか逆に潔い気もしないでもない。
いつの間にか骸の仲間の2人の少年と、あ……クロームもきた。
クロームのケガが心配になって近づく。目があうと少しだけ目を細めて笑ってくれた。
「ケガはもう大丈夫ですか?」
「うん。ありがとう…えっと」
「あ、骸から聞いてないか。えっとちゃんと自己紹介するのは初めてだよね?
望月 美緒です。○○中2年でえっと、よく分かってないけど世界の守護者らしい」
彼女は初めて外の世界を見る赤ん坊のように大きな瞳を丸くして
私のことを興味深そうに黙ってじいっと見つめていた。
「私はクローム髑髏…えっと、あ…こっちは
犬と
千種」
私を真似たのか似たような自己紹介をする美少女に照れつつも
急に横にいた少年2人も紹介されて身構えた。
明らかに目つきが悪いし、一人は無表情だし……。
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彷徨いアリス