決着の時
「礼を言いに来た」
はれた爆風の中から出てきた厳つい男に面食らう。
状況的に見て彼がヴァリアーの精鋭部隊を倒した本人だろう。
「ランチアさん!?」
ツナが驚いたように声をあげる。
ツナ以外にもその名前に心当たりがあるのだろうか
私以外はザワッと波打ったように騒ぎ出した。
て、敵かと思ったぁ。
安心してホッと一息つきながら
ディーノさんの手を借りてヨロヨロと立ち上がる。
「北イタリア最強と恐れられた……
ファミリー惨殺事件のランチア」
前言撤回。隣でボソッと呟いたスクアーロの言葉に
声をあげずに心の中で悲鳴をあげる。
またヤバい奴がきたと頭の中でサイレンが鳴り響いた。
344(431)
→|
back
彷徨いアリス