「ああ……そうだ!!あいつはより怒りを燃やし
掟ごとぶっ壊したはずだ!!」
少女の言葉を肯定するようにスクアーロが叫んだ。
その叫びには彼自身も、ザンザスに対してそうであって欲しいと
願うような気持ちが入っているようにも聞こえてむなしかった。
だって、それくらい覚悟をもっている人にしか
彼だってついていきたくないんだとなんとなく思う。
それは身勝手な
崇拝心。
そしてそれをザンザスは裏切らずに野望に燃えて進んできた。
それを考えれば考えるほど、14の私には分からないし
なんだか虚しくて寂しいなと思ってしまう。
「これでガキ共はこちら側の人間だ。
――いずれ後悔するだろう。ここで死んでおけばよかったとな」
警告めいたスクアーロの呟きにビクッと驚く。
めっちゃ怖いこと真顔で吐いてきたんだけど。
大人げない……勝っておめでとうは望まないから
そういうフラグめいた意味深な発言は黙っててほしい。
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彷徨いアリス