「ええ!?ってことは10年後の私が
雲雀さんのおっおおっ」

「は?可愛すぎるんだけど……。噛み殺されたいの?
はぁ、奥さん以外に何があるっていうの?」

少しだけ雲雀さんも照れた……けれど嬉しそうな笑顔に
グハッと母性本能やらがくすぐられ、リア充爆発しろと倒れこむ。
いや、この場合は半分未来の自分も爆発に巻き込まれるわけだけれども。

「それにしても……君って全然変わらないんだね」

ウワッとビックリすると、目線をあわせた雲雀さんが
しゃがみながらムニムニと頬をつまんでくる。

「か、変わらないというのは10年後の私と比べてということですか?」

少しは大人っぽくなっていて欲しかったのにと項垂れれば
慌てて胸は大きくなったと付け足す青年。

「せっセクハラです!!」

「……ごめん」

大丈夫、今よりは大人ぽいからと頬から頭に手がうつり撫でまわす青年に
ふれあいコーナーの動物扱いされてないかと少し不貞腐れる。

「でも、10年後ですら犯罪ぽいのにこれは……」
合法なのかとぶつぶつ呟く青年に小首をかしげれば
すぐに何か思いついたのかイタズラぽい笑みを浮かべ
未来の練習のために新婚ごっこしようかと提案されめまいがした。



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彷徨いアリス