オールナイトの悲劇 

朝練

丸井「はよー」

柳生「おはようございます丸井君。今日は随分とお早いですね」

丸井「おう。いつの間にか朝なってたからそんまま来た」

柳「つまり一睡もしていないのか」

柳生「おやおや…夜はきちんと寝なくてはいけませんよ丸井君」

真田「全くだ!朝早くに来て感心していたというのに、夜通し何をやっていた!」

丸井「とび森」

真田「むっ、とびもり?」

柳「とびたせどうぶつの森というゲームだな。この間赤也が話していた」

丸井「そそっ!弟がやっててよ。ちょっとやらせてもらったんだけどこれがまた楽しいんだよな〜だって村長になれるし、素潜りできるようになってるし!おまけに商店街にライブハウスとかできてんだぜ?マジでナウいよな、今のとび森はハンパねぇよ!たぬきちも今やマジな建築家になって…」

真田「おい!どうぶつの林とやらの話はもういい!」

柳「どうぶつの森だ、弦一郎。木が一本足りない。」

真田「すまん…とにかく!一睡もしていない状態での運動は危険だ。今日の朝練は控えろ」

柳「そうだな、あまり顔色も優れないようだ。休んだ方がいい」

柳生「お二方の言う通りです、少し仮眠をとられては?」

丸井「心配性だな〜別に眠くねーし、オールなんかしょっちゅうだし。へーきへーき!」



パコーン!

桑原「おいブン太、さっきから入れられっぱなしじゃねぇか。どうした?」

丸井「…あ、わりー。ぼーっとしてた」

桑原「顔死んでるぞお前…そういえば昨日、とび森がなんとかってラインで言ってたな。オールでもしたか?」

丸井「ザッツライト!」

桑原「マジか…なら今日はこのくらいにしようぜ。倒れられたら困るしよ」

丸井「お前ら本当心配性な。せめてもう1ゲームやろーぜ!」

桑原「ったく…これが終わったら休めよ絶対」

丸井「はいはい!んじゃ、行くぜ〜」

パコーン! バタッ


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わらびもち

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