page1/2
 誕生日 from.迷い猫様
「「「誕生日おめでとう!!(ッス!(ぜよ(ございます!」」」

『え、あ、うん、ありがとう』


部室の扉を開けたら急にこんなこと言われた


丸井「どうしたんだよ?嬉しくねぇの?」

『いや、それ以前に私は誕生日の日を教えた覚えないんだけど…』

柳「データに関することならば」

犯人はお前か


友達いないのにどっからそんな情報を得たんだよ
あれ、なんか悲しいこと言ってる…
まぁ、いいんだけどさ!!!!!!


仁王「可哀想な奴ぜよ…」

哀れみの目で見ないでいただけないかな、詐欺師のくせに!!


ホントにこの詐欺師は…
人の不幸を悦びやがって
って私の心の声がなぜっ!!Why?


幸村「その心の声とやらがナナシの口から漏れてあるよ」


クスクスと笑う魔王、幸村
しかし、その微笑みふつくしいです


切原「そんなことより早くケーキ食べましょうよ!!」

おい、そこのワカメ、誰の誕生日だと思ってんだ

ジャッカル「まぁまぁ」


苦笑いする珈琲豆


『まぁ、とりあえず、ありがと』


皆にお礼を言う


『よし、ケーキ食べようぜ!!』

丸井「じゃあ、切るぜ!ジャッカルが」

ジャッカル「俺かよっ!?」


とか言いながら切ってくれる


『そういえば、お米は?』

幸村「あぁ、真田なら委員会で遅くなるよ」

『ふーん…』


まぁ、いっか


さて、ケーキを切り終えたらしいので、赤也とブーちゃんと私でまず取り合いになった


切原「そのデカイイチゴくださいッス!

丸井「いや、俺がいただくぜぃ!!

私が主役だろ!!私に寄越せっ!!


仁王「…子供の喧嘩じゃな」

幸村「クスクス」

柳「ナナシ、他にもデータを知りたいんだが」

『え、今関係無くね?』


そんなことがあり、私は無事に大きいイチゴが乗ったケーキを手に入れた!!


柳「ナナシ、データをk―」

真田「遅れてすまない!!」

バアアァァンと開かれた扉

の近くにいた私は


ぐはっ!!


勢いがある扉にぶつかり、そっからの記憶がない

ただ、ケーキのビシャって音は聞こえた



―――――――――
―――――



『――んっ…』


誰かに背負われてる…誰だ…ってこの髪サラサラは…


「気づいたか」

『気づkイタッ…』


頭が、痛い…
って、柳が私をおんぶして運んでくれてる!?なんとも、まぁ…意外なことが…


柳「動かない方がいい、頭を打ったからな」

『あんっのお米が…』


今日は私が主役なのにっ!!


柳「しかし、今日は残念だったな…」

『あー、私のケーキ…』


思い出すだけであのビシャという音を思い出す…


柳「そういえば、皆各々プレゼントを用意していたんだが…」

『ハァ…』

柳「因みに真田は幸村に怒られていたな」

『ざまぁみやがれお米野郎!!』


今日は神の子でいるのかと思ったらやっぱり最後は魔王様になったか…


柳「さて、そろそろ歩けると思うのだが」

『おっと、失礼』


そして柳の背中から降りた私


ってか家目の前じゃん!!


『ごめん…送ってもらって…』

「『体重重かったのに…』とお前は言う」


さ、さすが参謀


柳「さて、明日渡すのもいいが…」


そう言って渡されたのはラッピングされた包み


柳「誕生日おめでとう」



End
あとがき&お詫び(おまけ)→


× 

(1/2)     

もどる

わらびもち