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頑張って接点持たせた
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「こんばんは」
「は、………こんばんは」
「こんな遅くに一人で取材ですか、藤浪さん」
「…貴方こそ、お一人でどうされたんです山田一郎さん?」
「俺のこと知ってるのか、…ですか」
「あ、話しやすいようにどうぞ。知らない人の方が珍しいでしょう、元TDDでBBリーダー。寧ろそれは私の質問では?」
「いくつも名前を使い分けて扱いの難しいネタを次々挙げる業界じゃ有名なフリーライター、どう調べたのか大企業の内部不正を暴き、かと思えば作家のインタビューなんて暢気な記事まで、何でもござれの敏腕記者。…その上昔顔合わせてる、知ってて当然だろ?」
「……随分と尾ひれがついたようで。しかし皆よく覚えてますね、あんなちらっと何度か顔だしただけなのに」
「目立つしなあんた」
「カリスマの塊に言われてもねぇ。それで、何の御用です?見かけたから声掛けたなんて仲じゃないですよね」
「別に、ほんとに大した用事もねぇよ。知った顔だったのと、こんな遅くに女一人で路地に入ろうとしてたから声掛けただけだ」
「………」
「……何だよ」
「…いや、噂には聞いてたけど聞きしに勝る男前だなと。普段の扱いが雑なだけに染みるっていうか」
「おぉ…?」
「…ご心配ありがとう、確かに近道だからって路地裏は良くないね。ご忠告に従おうかな」
「近道、ってどこ行くつもりだ?駅は逆だぞ」
「今はこの辺取材してて泊まり込みなんです、あっちのホテル」
「……金あるだろうに普通のビジホか?」
「宿なんてシャワーとベッドがありゃ良いでしょ」
「はは、あんたやっぱ寂雷さんが気にかけてるだけあるな」
「……今なんか寂雷さん関係あったかい?」
「いや。…何かの縁だ、送ってってやるよ藤浪さん」
「若いのに男前だね山田一郎さん」
「…それやめてくれ、首の後ろ痒くなる。あんた年上だろ、一郎で良い」
「そ?まぁ私も好きに呼んで」
「そうか、じゃナギ」
「……君の弟たちに噛み付かれそうだからもう少し他人行儀で頼むよ」
「……渚さん」
「妥協しよう」
「やっぱ変だなあんた」
「こんな一般人捕まえて失礼だな」
一番接点ないけどMC的にはBB推しなのも可愛い
2018/08/31
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