小屋

▼発作
定期

******************

「…………………」


「…もしもし、小夜?」
『おはようございます佳奈さん、…例のやつですか?』
「…察しが良くて助かるわ。急で本当に申し訳ないんだけど、今日午前休でもいいかしら…?」
『良いですよ、寧ろお休みとって下さい。こっちは落ち着いてますし、フルオフなんて久しぶりでしょ?』
「いやそれは流石に。起きたらそっち行くわ」
『この間あいつのオフの時私も融通利かせてもらいましたし。その状態になると起きても暫く解放されないですしね?』
「……今も本当に寝てるのかってくらい蛇のように絡み付いてるわ」
『あははっ、すごいなそれ。そんな愛しの佳奈さんを大して忙しくもないのに仕事に駆り出しちゃ恨まれちゃいますよ、今日はゆっくり甘やかしてあげてください』
「………ありがとう。今度お礼させてもらうね」
『それは今度嶺二さんにしてもらいます。行きたいお店あるので楽しみにしてますって伝えておいてください』
「ええ、ちゃーんと蘭丸の分までご馳走するよう言っておくわ。本当にありがとう」
『いいえー、ではまた明日』
「またね」


「…起きてるでしょ」
「んー…?嶺ちゃんまだおねむだよー…」
「はいはい、お疲れ様。お望み通り今日は私もお休みよ、何か言うことは?」
「小夜ちゃんみたいな優しくて気の利く妹ちゃんがいて嶺ちゃん嬉しい…お礼はいくらでもするよー…」
「よろしい。…ふふ、じゃあ気兼ねなくゆっくりしようか。ここ最近本当に忙しかったもんね、お疲れ様嶺ちゃん」
「…流石の嶺ちゃんも少し疲れちゃった。これは佳奈ちゃんと一日引っ付いてないと治らないなぁ」
「ふふ、随分お手頃な治療ね」
「そんなことないよ、世界で一番贅沢。なんたって嶺ちゃん専用だからね?」
「ずっと専用にしてくれるなら嬉しいんだけど」
「…あんまり最初から甘やかされると止まらなくなっちゃうよ、佳奈」
「あら、勿論承知の上よ?嶺二」
「あーもー…僕の彼女本当に最高」


嶺ちゃんは一年に一回くらい佳奈いないと死んじゃう病発動する。蘭ちゃんは一年に一回くらい小夜と離そうとすると狂犬と化す病を発動する。

2017/07/02

うたプリ