小屋

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延々と植物園でいちゃついてほしいし、ラギーくんは色々便利
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「あ"ぁああっ!!」
「っるせぇ!!騒ぐなラギー!」
「だってそれ!!ティナさんが食ってるそれ!!」
「ドーナッツ?」
「今日オレがあと一歩のところで間に合わなかったおまけのドーナツ!!なぁんでティナさんが持ってるんスか!?」
「えーと、今日朝食べ損ねて」
「……」
「仕事中お腹なったのを聞いてたレオナさんが早めに大食堂に連れていってくれて」
「……」
「パンたくさん買ってくれたら、たくさん貢献してくれるお礼ですって貰ったドーナッツ」
「……っそんなにたくさん…ズルい、ズルいッス…オレそのドーナツを楽しみに生きてるのに…」
「はっ、出遅れんのが悪ぃんだろ」
「ごもっともッスけどねぇ!?仕方ないでしょあんたが授業に出ないせいで授業の後にトレイン先生に呼び出し食らったんスから!!」
「あ?関係ねぇだろお前に」
「あんたの世話係として認識されてるせいでオレに小言が来るんスよ真面目に授業に出ろ」
「ふぁあ…眠…」
「聞けよ!!」
「…おいレディ、膝借りるぞ」
「良いけど、お昼終わったら私仕事戻るよ?」
「良い。借りる」
「はぁいどうぞ」
「………」
「……ラギーくん、座ったら?」
「……うぅ、オレのドーナツ…」
「うん、あるから」
「は…?」
「どうみても多いでしょ?ドーナッツ」
「…確かにいつもオレが貰うより多い気はしますけど」
「うん、店員さんがね。多目におまけつけておきますから分けてあげてくださいって」
「え、」
「だから、多分ラギーくんの分だと思うよ?私とレオナさんでひとつ貰っちゃったけど、あとは食べて」
「っ良いんスか!?」
「うん、レオナさんがたくさん買ってくれたからお腹いっぱいだし」
「やったぁああっ!!!二言は無しッスよ、遠慮なくぜーんぶ貰うッスからね!」
「どうぞー」
「〜♪」

お腹なった瞬間に昼寝から起きていそいそと食堂に連れていってご馳走してくれる紳士おじたんと、贔屓はしないけどなんだかんだラギーくんの口に入るようにしてくれるパン屋さんを書きたかった話。

2020/05/14

twst