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王子だからなーと思って
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「レオナさんが王子様なのを知った訳ですけど」
「今更だな…」
「良い所のお坊ちゃんなのは分かってたんですけど流石に王子様とは思わなくて」
「…王子っつっても第二王子だ。継承権もないし騒ぐほどのもんでもねぇよ」
「でも王子でしょう?ちょっとした疑問なんですが、」
「何だよ」
「レオナさん、もしかして既婚者です?」
「……おいレディ、何をどうしたらそこまでぶっ飛んだ疑問に至るんだ」
「え、だって。成人済王子様が独身な方が珍しいんじゃ」
「既婚者な訳ねぇだろ。バカな妄想はやめろ」
「じゃあ卒業したらですか?」
「…言っておくが予定もねぇからな」
「婚約者は何人?」
「複数いる前提で話すな」
「えっ、ライオンの王族なのに?」
「継承権ないやつにプライドなんていらねぇだろ」
「じゃあ一人?です?」
「知らねぇよ、興味ねぇし。昔からころころ変わるしな」
「ころころ。自分の結婚相手ですよ、興味持ちましょうよ」
「兄貴が適当に宛がった女と結婚する趣味はねぇ」
「仰ることは分かりますけど、それでいいんですか王族って」
「嫌われ者の第二王子は良いんだよそれで」
「そういうものですかねぇ…?」
「自分の女くらい自分で決める」
「わぁかっこいい。イケメンしか許されない台詞」
「茶化すなバカ。…くだらねぇ話はもういいだろ、お前も寝ろ」
「いや、遠慮します」
「…今更だろ」
「婚約者持ち、かもしれない人、に手出す程バカになれません」
「いねぇ」
「分かんないって言ったじゃないですか」
「いねぇ」
「ダメです」
「…婚約者がいなきゃいいんだな」
「まぁ…」
「兄貴に電話する」
「急展開すぎやしませんかね!?」
形式上の婚約者くらいはいるかもなぁって話。まぁラブラブな婚約者がいたらスッパリ諦めてイデアくんかトレイさん夢にすり替えるけどな!!
レオナさんの闇は潮干狩りレベル()なので、多分好きな子出来たら諸手を挙げて歓迎してくれる家庭(王家)だと思っている。
2020/05/22
twst