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大天使じゃっくくん
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「あ、ジャックくんだ」
「っ、ティナさん、こんにちは」
「こんにちは、これからお昼ご飯?」
「はい、ティナさんも?」
「うん、たまには食べに行こうかなぁって」
「………」
「ん?」
「…いや、その、…レオナさん達は一緒じゃないんですか」
「そう、今日は一人ランチ」
「……一人で食堂に?」
「うん」
「………」
「ジャックくん、確かに私チビだけどその辺の獣人くらいなら吹っ飛ばせる力も魔力もあるよ」
「いや、そう聞いてはいるんスけど…どうにも心配で。野郎の中に女子一人はやめた方が良いッスよ、ティナさん可愛いんすから」
「ラギーくんに言われてもなんともないけど、お世辞言えなさそうなジャックくんに言われると流石に照れる」
「茶化さないでください。…今からでもレオナさんとこ戻った方が」
「やだ。もう食堂のミートローフの気分」
「……分かった、俺がついてきます」
「? なんで?」
「心配だからです」
「気持ちは有り難いけど、ダメだよ。ジャックくんお友達と食べるでしょ」
「今日は一人ッス。3バカがやらかしたせいで昼休み返上で準備室の掃除って連絡来たんで」
「あらら。監督生くん可哀想に」
「パン買っといてやるつもりです、午後授業一緒なんで」
「ふふ、優しい」
「…普通ッス」
「じゃあ、ぼっち同士一緒に食べようか」
「ウス。あとラギー先輩にはもう連絡したんで、その内二人も来ると思います」
「それもう何も意味ないやつなんだよなぁ」
「変な気回しすぎッスよ、ティナさんは」
「筒抜けだし。もー…私の周りの子紳士すぎてダメになりそう」
「ダメにするとか、そんなつもりは…」
「冗談冗談。ありがとジャックくん」
「…ウス」
あんまりレオナさんにべったりなのもなーってたまに一人行動するんだけどなんやかんやで一人になれない。
男子校で働くくらいだし自衛は出来る程度に強いかなって。はい単なる趣味です。
監督生くんは普通に存在する。ほどほどにお人よしほどほどに苦労体質の普通の男子高校生。
2020/06/03
twst