小屋

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ボドゲ部につっこんでもいいけど流石にイデアくん可哀想かな…?
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「アズールー」
「ぴぅっ!!!??」
「……何今の鳴き声?」
「…貴女の来訪に驚いたイデアさんの悲鳴です。どうしましたミモザ、わざわざ部室に来るなんて」
「あ、今のイデアさんだったんだ。こんにちはー」
「ひっ…こ、ここ、ここん…」
「…ミモザ、面倒なので話し掛けなくて良いです」
「でも今挨拶頑張ってくれてるよ?」
「イデアさんは極度の対人恐怖症なので、放っておいてあげたほうが親切ですよ」
「そう…?アズールと仲良くしてくれてるから挨拶くらいはと思ったんだけど」
「僕の母親みたいなことを言わないでください。…それで?何の用ですか」
「はいはい、失礼しました。部活の邪魔してごめんね、ノート返しに来ただけだから」
「おや、明日でも良かったのに」
「アズールのノートなんて金の卵いつまでも持ってられないよ、ただでさえ絡まれやすいのにそのノート目的で絡む輩まで増えて大変だったんだから」
「…それはそれは、詳細は後程ゆっくり聞きましょう」
「はいはい。んじゃ、用は済んだし帰るよ。イデアさん、驚かせてしまってすみませんでした」
「………」
「また夜にね、アズール」
「えぇ、またあとで」
「…………」
「…行きましたよ、イデアさん」
「………ミモザ氏って」
「はい?」
「アズール氏とリーチ兄弟と絡んでる割に、危険物オーラがない…」
「…多分に引っかかる発言ですが、まぁ良いでしょう。ミモザは基本的に温厚で人当りの良い性格ですよ、双子と違って他人の嫌がることをする趣味もありませんしね」
「えぇえ…なのに何でアズール氏と絡んでるんでござるか…どう見ても指定暴力団とそのカモの図にしか見えない」
「良い度胸ですねイデアさん。…温厚で人当たりは良いですが、お人好しとは言っていませんよ」
「あ〜察し。一番怖いタイプでござる〜関わりたくない〜。…まぁ、拙者に被害さえなければ何でも構いませんがね」
「是非関わらないで下さい。ミモザとイデアさんがつながると厄介な未来しか見えませんので」
「…え、何それどういう意味?」
「知る必要もないでしょう?関わりたくない、とおっしゃったのは他でもないイデアさんなのですから」
「うわぁ、気になるけど知ったらめんどい奴じゃん…」

イデア氏好きだけどビビり散らして会話は出来なさそうだなぁ。でも絡むならティナよりはミモザ。
イデアくんの情報収集力ならミモザの性別なんて一発で看過出来るけどそこまで興味持ってないから普通に男だと思ってる。その内気付く感じかな。

2020/06/30

twst