ミモザさんは助けてくれない
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「あっ、小エビちゃんだぁ〜♪」
「おや、またフロイドが」
「フロイドはやたら監督生さんに構いますね…」
「そりゃね。面白いじゃん監督生ちゃん」
「どこがです」
「稀に苦虫噛み潰した顔で棒読みの綺麗事宣言したかと思えば２秒後には舌打ちしてお友達の肩に八つ当りしてるとこ」
「それは情緒不安定の不審者というんですよミモザ」
「ウツボのおもちゃにはなるみたいだよ？ジェイドも好きでしょ、ああいう子」
「転がして遊ぶのにちょうどいい、という意味であれば。えぇ、好きですね」
「はは、可哀想にねぇあの子」
「焚き付けるという点で貴女が一番厄介だと思いますよ…」

仮にミモザ先輩助けて！！と言われても「うち放任主義だからごめんねー」って近くの木陰で傍観してくるタイプの先輩。