小屋

▼彼女が
可愛くてつらい嶺ちゃん

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「……その鬱陶しい顔止めろクソ嶺二」
「ランラン…嶺ちゃんの悩み聞いてくれる…?」
「聞かねぇ、失せろ」
「冷たぁい!!酷いよランランこの間小夜ちゃんいない時ご馳走してあげたのに!」
「あれは佳奈の飯だろうが」
「だから!大切なマイガールの手料理を食べるのを許してあげた優しい嶺ちゃんの相談にくらい乗ってくれていいんじゃない!?」
「うるせぇ。独り言なら声落とせ、俺はこれ読むんだよ」
「…!わぁいランラン優しい、大好き!」
「黙れ気持ち悪ぃ」
「あのねぇ、佳奈ちゃんなんだけどさぁ」
「………」
「すごーく確りしてる子でしょ?僕と初めて会った時からそうでさ、頼りない僕を引っ張ってくれる最高のマイガールなんだけど」
「………」
「…最近さ、なんか、ふとした瞬間にすごくあどけないというか。いつもの確りした佳奈からは想像できないくらいすっごくすっごくガード緩くて可愛くて、あぁこの子そういえば僕より3つも年下なんだなって…!」
「で?冷めたってか」
「馬鹿なのランラン!?堪らないんだようっかりお調子者の嶺ちゃんじゃなくて紳士でも剽軽でもないただの僕が手を出しそうになるくらいには!!」
「………」
「二十後半にしてこれがギャップ萌えかぁって一人ウィスキー空けた僕の気持ち!!しかも僕だけに見せるっていうダブルパンチ!!聞いてる!?」
「死ね」
「あっ、どこ行くのランラン!」
「死ね」
「酷い!!」


ちょっと心配して損したって思ってる弟。結構マジなお兄ちゃん。
そして弟は半月後に同じ悩みを抱えるようになる。確りした仕事できる美人があどけない顔で甘えると人類は容易く死ぬよね

2017/07/02

うたプリ