本当のドルヲタと向き合えますか


「茉莉さん達って休日会うとき大体茉莉さんちって聞いたんすけど」
「そうだね九割方」
「宮地先輩ちには行かないんすか?」
「はははははー」
「…茉莉さんその乾いた笑いと笑ってない目めっちゃ怖い」
「先輩の家?はは行かないわー本当にないわー」
「え」
「知ってるかい君、あの人の部屋本当に比喩でも何でもなく四方八方天井に至るまでみゆみゆが微笑んでるんだよ」
「…天井」
「ドルヲタの恐ろしさを直に感じたのはあの時を置いてないね、血の気が引く音って本当に聞こえるんだよ知ってた高尾君」
「…そんなすか」
「木村先輩がガチでドン引きする程度には」
「oh...」
「趣味に口出す気は更々無いけど私はあの空間で過ごすなんて嫌だ…いくらみゆみゆが可愛くても嫌だ」
「俺カラオケでみゆみゆの振り付け完コピまでは笑えたんすけど…」
「心配するな、君の懐は十分すぎるほど広い。ただ世の中には何事にもキャパオーバーが存在するものなんだよ」
「宮地先輩…俺の手の届かないところまで…」
「今度押し掛けて生でそのホークアイに焼き付けて来て御覧なさい、世界が凍るから」
「…茉莉さん、俺本当何時でも相談乗るんで」
「ありがとー、因みに」
「?」
「こないだ大体同じ話を緑間君として、真剣に別れるよう諭された」
「ブフォッwwww」
「ストーカー予備軍だから今のうちに手を切るのだよって」
「真ちゃん先輩相手に容赦ねぇwww…まぁその、今回ホントにあんまり笑えないんすけどね」
「止めて高尾君、君までマジ顔だと本当に救えないから」


20131019


しぶで宮地さんの部屋見てからこのねたしか浮かばなくて。
シンプル極めたインテリ男子の部屋なイメージだったけど逆にあの高尾と木村さんすら黙らせる見事なドルヲタ部屋だと面白いよね。