03/11

いじめに、あいました。

それはまぁ古典的なもので、机の中にカッターの刃(わざわざ新品剥き出し)上履きには画鋲。(中に入れるだけじゃなくて底にも刺して確実にする辺り頭使ったね)
あとは机にお花が飾られてたり(邪魔だったから教室に飾ったら担任がびっくりしてた)ノートの中が悪口で埋まってたり(今月のおこづかいもうないんだけど…どうしよう)教科書がゴミ箱にはいってたり。

こんな古い手が出尽くすと今度は椅子が刃物でぼろぼろにされたり(ささくれて座ると痛かったよ)ついに机本体に悪口書かれたり(消せって言われるのはなぜか私なんだよなぁ)、ローファーがなくなった。(体育で使ってた運動靴で帰ったけど)その次の日には、もちろん上履きがなくなってた。(スリッパ嫌いなんだよなぁ)

毎日こんなことを繰り返す人の姿を想像すると、なんだか滑稽に思えて笑いが込み上げてきた。
お金出して仏花買って(カッターの刃もか)画鋲だってどっかから持ってきて、ノートいっぱいに落書きして(新品だったから大変じゃなかったかな)教科書捨てて(すぐ見つけたけど)ローファーと上履き捨てて。(こっちは出てこなかった)

だからちぃとも悲しくない。辛くも痛くも痒くもない。ちゃんちゃらおかしくてへそで茶がわくぜ。

そんな一週間を過ごしていた今日。ペタペタスリッパを鳴らしてたら会いたくない奴に会ってしまった。
最悪だ。


「やぁ」
「うげ」
「そんなに喜ばないでよ」
「幸村は今すぐ耳鼻科にいった方がいいと思うよ」
「心配してくれるの?ありがとう」
「救いようがないなこいつ」
「どうしてスリッパなんて使ってるんだい?」
「あー…なくした」
「ローファーは?」
「壊れた」
「嘘でしょ?」


なんなんだよ。


「嘘じゃないし」
「ローファーあったよ」
「え。マジで?」
「嘘」


嘘かよ!


「は!まさか」
「やっと気づいた?」
「犯人は貴様か!」
「どうしてそうなった」
「く…」
「まぁいいや。その様子だといじめにでもあってる?」
「あんたの助けなんて借りないから」
「わかってるよ」


こいつのちからなんて絶対借りないっ


「…どうにもならなくなったらおいで」



▼次の日とか、そんな感じ▼


「はい」
「え…靴…」
「また捨てられてたよ」
「マジか」


これ買ったばっかりなんだからやめてよ!またお母ちゃんに怒られる!!


「俺に頼ればいいじゃない」
「絶っっっっっっっっっっっ対!やだ!!」


なにがあってもこいつにだけは頼りたくない。どんなに死にかけたとしても絶対!幸村にだけは頼んない!


「(溜め長)もうずいぶん頑張ったじゃない」
「ふんっ」

嫌だ。頼りたくない。
助けなんてもってのほか。


「強がらなくていいんだよ?辛いときは辛い。泣きたいときは我慢なんてしないで泣いていいんだから」
「なにいってんの?頭沸いてんじゃない?」
「ギリギリの癖に、そこまでする意味なんてないじゃない」


意味、ない…?


「うるっさいなぁ…わかってるよそんなことっ!」
「じゃあなんで」


ああ、もう。


「別にいいじゃない」
「良くないよ。君は大切な仲間なんだから」


そんなのが欲しいんじゃない。
くそ、このやろう。


「あほ…ばか…っ」
「なんとでもいえ」
「くそ、かす、くず」
「それはいいすぎだろ」
「お前なんか…嫌いだ…」


すぐに揺らがせるから、嫌いなんだ。




2016/05/27 加筆修正


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